2020.06.27

ドクター・ドリトル

名医ドリトルは、愛する妻が冒険で命を落とし、
悲しみに暮れて、世間と離れて動物たちと暮らしていた。
女王が倒れたから助けてほしいと連れ出された。
そして、助けるための薬を取りに、冒険に出る・・・!

とても、良かった。

内容はとてもわかりやすくて、
動物たちとの絡みがほのぼのとしていて楽しくて、時々笑えて、
友情とか愛とか、素直にいいなって思える映画。

冒険を見てて、見たことのない世界を見たいって気持ちを掻き立ててくる。

動物たちも個々に性格が違ってて、
それがその動物のステレオタイプなイメージとは違ったものだったりして、
そういう個を大事にしながらの友情とかも、時代に合ってていいなって思った。

https://dr-dolittle.jp/

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何も予定を立てられないまま週末に突入し、
ボルダリングに行こうかと思ったけど、暑いから怠くて、
映画も再開してるし見に行こう!と思ったら、
ドクター・ドリトルくらいしか新作をやってなかったので一択。

何より久しぶりの映画館だった。

前後左右が空席の設定だったけど、
それ以前に大きめのシアターで20人ほどしかいなくてガラガラ。

それはそれでゆったりと周囲の気配を感じずに見れるので良いけど、
潰れたら困るから、もうちょっと復活するといいね。


Posted 2020.06.27, 21:28 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2020.05.24

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

筋ジストロフィーにかかり、自分で身体を動かせない鹿野。
病院に入院せずに、自宅で過ごそうと、
数多くのボランティアに支えられて生活していた。
医学生の田中がボランティアをしており、その彼女である美咲も巻き込まれた。

実話ということで、考えさせられる映画であることは確か。

ボランティアを募って、世話をしてもらって生きていけるのであれば、
それをとやかく言われる筋合いはないってのは、わかる。

最小限のお願いじゃなくて、楽しく生きるためのお願いをしていく鹿野。
そのわがままは、わがままなのか、生きることへの欲なのか。

時代が違うのはわかるけど、セクハラも多くて、鹿野に嫌な面は多い。
でも、やっぱりその考えさせられるという一点だけで続け、
自分自身のことも考えるキッカケになり、自分の人生も変わっていく。

ボランティアをしていた方々が今でも繋がりを保っているのも、わかる。
あれだけ時間も体力も心も注いでやってきたものは、人をつなげるだろう。

手放しで絶賛もできないけど、やっぱり、考えさせられる。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
2時間 2018
監督    前田哲
主演    竜雷太, 原田美枝子, 綾戸智恵
ジャンル    コメディー, ドラマ, ロマンス
オーディオ言語    日本語

Posted 2020.05.24, 20:12 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2020.04.26

ピザ!(字幕版)

インドのスラム街で、母・祖母と一緒に暮らす兄弟。
線路に落ちた石炭を拾い集めて売ることで、生活費の足しにしていた。
あるとき、子どもの遊び場だったところに、ピザチェーン店が開店した。
オープニングイベントで有名人が食べる姿を見て、ピザの虜になった兄弟は、
必死にお金を集めて、ピザ屋に出向くが、スラム街の子だからと相手にされない。

と、そこで終わらないのがこの話。
最後はちょっと悔しい気持ちもありつつ、でも、よかったかな。

お金を貯めようって決めてから、けっこう頭を使ってお金を稼いだり、
でも他人から奪うことはしないところとか、素朴で良い。

考えて、行動する。
しかもそれが、早い。

学校に行ってなくたって、生活からたくさん学んでるんだろうな。
自分で作ろうという精神があったお婆ちゃんから、
そういう点は受け継いでるのかな。

生きる力の強さはもちろんのこと、
自分で人生を切り開いていってるところから、パワーをもらった。

ピザ!(字幕版)
監督    M・マニカンダン
主演    ラメーシュ, ヴィグネーシュ, アイシュワリヤー・ラージェーシュ
ジャンル    コメディー, ドラマ

Posted 2020.04.26, 17:33 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2020.04.18

最初で最後のキス(字幕版)

里親に引き取られてやってきたロレンツォは派手な格好でゲイで、
田舎の高校では注目を浴びてしまっていた。
同じくはみ出し者のブルーという女子、
アントニオというバスケ部の男子と仲良くなり、3人で楽しく過ごしてたが、
恋愛感情が強くなったことで、関係が壊れてしまう。

期待していた青春物語ではあるけど、ラストが悔しい。
もう1つのラストのほうへ進んでほしかったけど、それだと映画にならないか。。

ロレンツォだけじゃなくて、ブルーもアントニオも抱えているものがある。
ブルーのは本当にトラウマになるだろうし、アントニオも劣等感が辛い。
でも、みんな家族にはちゃんと愛されているのが、イタリア映画っぽいのかな。

ロレンツォの強さとかビジュアルは魅力的だった。
ああいう人いたら友だちになりたいけど、
でも、危なっかしいから、ちょっと距離置いちゃうかな。


ジャンル    ドラマ, 外国映画
監督    イヴァン・コトロネーオ
主演    リマウ・グリッロ・リッツベルガー, ヴァレンティーナ・ロマーニ, レオナルド・パッザッリ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07T9NZR3B/ref=atv_hm_hom_1_c_DEaieV_4_14

Posted 2020.04.18, 20:51 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2020.03.29

翔んで埼玉

埼玉の自虐映画。

だいぶ前の映画なので、内容はもうだいたい聞いていたけど、
予想通りで、なかなか楽しく、気楽に観られてよかった。

東京と神奈川は手を組んでいて、埼玉と千葉の戦い。
時々、茨城や群馬が出てくる。

埼玉のGACKTと、千葉の伊勢谷友介の戦いなので、
眺めているだけでも、なんとなく目の癒しになってくれて良い。

すっごい自虐なんだけど、埼玉愛を感じられて、ほっこりする。


Posted 2020.03.29, 17:51 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2019.12.21

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

スターウォーズ9を、辻堂の109シネマズで見てきた。
IMAX2D。

前作のことも何となく覚えていたので、話は理解できた。
けど、途中から、カイロ・レンとレイの関係って何だっけ?ってわからなくなり。

チューバッカ、C-3PO、R2-D2、BB-8 は相変わらず和む。

あと、家族って大事だなって思った。

そして、本当に、終わっていくなーっていうストーリーだった。
もう終わりなのかな。

シリーズ丸ごと、もう一度ちゃんと見直したいな。
そしたら以前見た作品も、もうちょっと理解できる部分がある気がする。

Posted 2019.12.21, 22:11 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2019.07.22

おとなの恋の測り方

元夫との喧嘩のあとスマホを店に忘れ、
それを拾った男性アレクサンドルから電話をもらったディアーヌ。
アレクサンドルからのアプローチで食事することになったが、
実際に会ってみて、ディアーヌはアレクサンドルの低身長に驚く。
アレクサンドルと一緒にいることが楽しくて惹かれていくが、周りの目が気になる。

アレクサンドル自身は当然気にはしているが、もうそれは乗り越えていて、
ユーモアで相手を打ち負かしていくことのできる頭のイイ人。
当然頭がいいから、仕事もできるし、お金もある。

人は見た目じゃ無い、とわかっていながらも、気になる。
本人たちは慣れていくけど、周りにとってはほとんど目にしたことのない外見。
確かに、私自身、ときどき見かけるけど、初見でビックリする。
ビックリ以上に何かあるわけではないのだが、嫌な思いは与えてるかもしれない。

見た目でわかりやすい特徴だと、こういうことがある。
でも、見た目でわかりにくい特徴であっても、後々わかることもある。
難聴の問題だって、お金の問題だって、結局は全部同じ。

なかなか深い映画だった。

1時間38分 2017
ジャンル	ロマンス, コメディー
監督	ローラン・ティラール
主演	ジャン・デュジャルダン, ヴィルジニー・エフィラ, セドリック・カーン


Posted 2019.07.22, 07:00 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2019.04.20

キングダム

中国の西に領土を持つ秦で、奴隷の少年・シンが天下の大将軍を目指し、
奴隷の先輩だったヒョウと共に修行をしていたが、
ある日ヒョウだけ、突然やってきた王宮のショウブンクンに連れて行かれた。
残されたシンは修行を続けていたが、王宮の内乱で殺されかけたヒョウが、シンに伝言を託すため戻ってきた。

https://kingdom-the-movie.jp/

ヤングジャンプの漫画が原作ということだが、一切知らない。
というか、その漫画の存在すら知らなかった。
そして、三国志とか中国の歴史にも興味はない。

そんな状態だったけど、予告で見たスケールの大きそうな映像に惹かれ、見に行った。

観てよかった。

ストーリーもシンプルだし、登場人物の名前がわかりにくいこと以外は、特につっかえるところもなく楽しめた。
やっぱりジャンプの友情・努力・勝利が全て詰まった、爽快な映画だった。


Posted 2019.04.20, 14:47 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2019.03.17

運び屋

クリント・イーストウッド監督・主演 運び屋

クリントイーストウッド監督作品は、いくつか好きだった印象なので見てきた。

ユリを育てて品評会で受賞したり、仕事一筋で家族をないがしろにしてきたアール。
事業が潰れ、家族にも受け入れらず、というとき、たまたま会った若者にドライバーの仕事を紹介される。
何も知らずにドライバーを始めたが、実は麻薬組織の運び屋になってしまっていた。

イイ人だと、疑われない。
90歳という超高齢者だと、疑われない。
積極的に他者に関わる人だと、疑われない。

これを見ていて、ピエール瀧が頭に浮かんでいた。
麻薬や覚醒剤を30年(?)もやっていたのに捕まっていなかったのも、同じだよなーって。。。

問題が起きてないからと、どっぷり浸かってしまって、悪いことしてるっていう自覚があっても、抜け出せない。
抜け出せなくなって続けてしまい、結局は法律違反だから捕まる。

見ながら、ボーッと、何のために生きてるんだろうなーとか、考えてしまった。

あーあ、やっちゃったなーっていう気持ちが大半。
高齢者に対する詐欺にひっかかっちゃった人を見ている気分。

でも本人が悪事に手を貸してしまっていると気づいてからは、罪悪感との闘い。
後半は家族との絆は、勇気を出して再構築してみるべき、という、ちょっと救われた気持ち。

心が痛む映画だった。

 


Posted 2019.03.17, 17:08 by mera and filed in ☆☆☆☆
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2019.03.02

グリーンブック

黒人ピアニストのドクター・シャリーは、コンサートでアメリカ南部を廻るため、
ドライバーとして用心棒の経歴を持つイタリア人のトニー・リップを雇った。
トニーは最初黒人のことをよく思っていなかったが、ガサツでも仕事はやり遂げるという性格と、
彼の演奏を聞いてリスペクトの気持ちが芽生え、徐々に友情に変わっていく。

アカデミー賞受賞だからか満席だった。

差別のシーンも多く、あまり明るい話題ではないのはわかっているけど、
生真面目なドクターシャリーと、ガサツなトニーのやりとりがおもしろくて、笑いが起きていた。

実話を基にしているからこそ、笑いがあっても許されるだろう。
(不謹慎という評価を見かけたので)

やっぱり差別というのは理解できなくて、
黒人というだけでレストランやホテルを分けられ、買い物もできず、殴られ、逮捕され。。

そういうシーンのときはつらかったし、
何事もないシーンでも、悪いこと起きるなよ・・・って祈る気持ちが常に片隅にあった。

二人のうち、私はどちらかというとドクター・シャリーに親近感を覚えていた。
生真面目なところとか、怒りや悲しみを内側にずっと持っているところとか・・・。

でも私は、あぁいった差別を受けたことがなかったので、余計につらかった。
もちろん場所によってはイエローなわけで差別は受けるだろうけど、あそこまでじゃないだろう。

悲しく辛いところと、楽しく熱いところと、わかりやすい映画だった。
こういうのがアカデミー賞なのは、ちょっと意外な感もある。

 


Posted 2019.03.02, 22:09 by mera and filed in ☆☆☆☆
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