2006.08.23

いってきます

成田空港に到着
だいたいのメンバーと合流

やっぱり毎回メンバーの雰囲気は違う
今回は若くてオトナシイ?学生いるしな…
ま、この感じも今だけかな。

28日、無事に帰ってきます


Posted 2006.08.23, 12:36 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, ケータイから
2006.08.29

モンゴル

8月23~28日、モンゴルに行っていた。
帰ってきた今、昨日まで馬に乗っていたとは思えない。

こんなゲルに泊まり、
mongolia-046.jpg

念願の乗馬では2日目に、早足から駆け足へ。
mongolia-309.jpg

山羊の屠殺を見学したり、
mongolia-272.jpg

ゲルの周辺の岩山に登ってみたり、
mongolia-187.jpg
mongolia-363.jpg

乗馬ガイドの少年・青年と遊びまくったり、
mongolia-236.jpg
 
モンゴル建国800周年記念騎馬隊イベントを見たり、
mongolia-425.jpg

最後はガイドのトゥル、乗馬ガイドのイギー・バギー・バトラーと
ウランバートルのクラブに行ったり、
mongolia-468.jpg

正味4日だけど、とても濃い旅だった。
 
 
ダライ・ラマのモンゴル訪問は知っていたが
その後の予定は知らなかったので、成田空港で見かけたときはビックリした。
機内で力士がいることには気付いていたが、朝青龍だった。
遠巻きに写真を撮って、ダライ・ラマに握手してもらった。
mongolia-478.jpg

それも含めて、濃い内容。
 
 
旅で印象に残っているのは、乗馬とガイド君たち。

乗馬は良い子(馬)に当たったのか、言うことをちゃんと聞いてくれて、
走りたいときにはお腹を蹴ったら走ってくれて、
止まるときはジーッと止まってくれる。
だから、走りやすそうな草原に出るたびに、駆け足できて楽しかった。

ガイド君たちは、純粋で好奇心旺盛、やんちゃでいたずら好き。
だけど乗馬ではとても頼りになるし、細かい気配りしてくれて親切。
兄弟がとても仲良くて、メンバーといつも一緒に遊んでた。
だから、ガイド君たちも合わせてツアーメンバーだった。

もっといろいろ書きたいけど、またあとで。
 


Posted 2006.08.29, 00:23 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, 地球探検隊
2006.08.30

モンゴルの写真から・・

とりあえず写真をアップした。

メンバーの顔がわかる写真は除いたので、
ちょっと雰囲気が伝わりにくい部分はあるかもしれないけど。

あと、爽快だったギャロップの写真は、当然ありません(笑)
そんなときに写真撮れないもん。
でも、ムービーモードでまわして音だけ録っておけばよかったなぁ。
 
写真を整理しているときにずっと感じていたこと。
モンゴルの彼らとどうコミュニケーションしてたんだろ?

ものすごくたくさん会話した気もするのだけど、
モンゴル語でもないし日本語でもない。
お互いに自分の言葉を使っていたことが圧倒的に多い。

でも、通訳本を使わなくても一緒に遊んでいた。
ジェスチャーと心だけで、だいぶ通じていた。

メンバーみんな、そうだったんじゃないかな。

特に乗馬中もずーっとガイドたちと一緒だったメンバーは
もっとガッチリ心が通じていたんだろうなって
そんな素敵な時間を過ごしていたんだなってことを、ちょっと切なく思い出す。
 
徐々に日本に心が戻ってきているのが寂しい。
 


Posted 2006.08.30, 00:31 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, 地球探検隊
モンゴルの写真から・・ はコメントを受け付けていません
2006.08.30

乗馬の想い出

いちばん楽しみにしていったのが乗馬。
今でもまだパッと感覚が蘇り、ボーっとしてしまうくらいだ。

駆け足になったときの弾む足音、帽子が飛ばされるほどの風、
鞍にあたるお尻の痛さと、落ちないようにギュッと鞍につかまる手の痛さ。
横を走る仲間の馬。そして後ろから駆けてくる仲間たちの笑い声。
これら全てがセットで、モンゴルの乗馬だった。
thmongolia-316.jpg

初日の後半から最終日まで同じ馬で、とても言うことを聞く馬だったので、
引かれることもなく自由に行動させてもらえたが、最初に走ったのは2日目の午後だった。

そろそろ走っていい?ってことになって、ちょっと強めにお腹を蹴ったら早足になってくれた。
でもそこでガイドのおとうちゃんに止められて、またテクテク歩くのだった。
前のグループで落馬が多かったそうで、安全第一を徹底しているようだった。
thmongolia-086.jpg

3日目になり、もう馬にもすっかり慣れた。昨日早足になったことを覚えているのか、
平らな草原に出たときに、馬が早足になることも多かった。
そこで「チョー!」という掛け声とともにお腹を強く蹴ったら、足音が変わり、駆け足になってくれた!!

それからは馬も走っていいんだってことがわかったのか、
地面が平らなところに出るたびに早足になり、
後ろから足音が聞こえてくると負けじと早足になり、先頭の馬と並ぶと早足になっていた。
「やっぱ走りたいよね!!」(・・・と、馬と会話)
thmongolia-308.jpg

またおとうちゃんに止められないか様子を窺いながらも、
平らな草原に出るたび「走りたい?」「そろそろ行っちゃう?」と馬と相談し、
「よっしゃ行っとこ!」とお腹をドンと蹴って合図を出し、「チョー!!」という掛け声とともにまた蹴る。

すると、走りたがりの他の馬と一緒に、競争するようにダッシュ!!
小刻みだった足音が、ダダッ・ダダッとリズムよく変わる瞬間が、爽快♪

たまに行き過ぎたり道を反れたり、「ゆっくりー!ゆっくりー!」と止められたりもしたけど、
草原のデコボコ具合を見て「ここなら走れる?」と馬と相談して、やっぱりたくさん走った。

最終日の4日目は2時間ほどしか乗馬の時間がなかったので、
途中でUターン。グイッと方向転換した途端、急に寂しさがこみあげてきた。

乗馬の4日間、トゥルと、乗馬ガイドのイギー・バギー、バトラー、
バスカ、バトイック、おとうちゃんと一緒にいた。
時間が経つにつれ、彼らと私たちが「仲間」になっていった。
thmongolia-290.jpg

乗馬のときにずっと綱を引かれていたメンバーを見ていても、
「引く・引っ張られる」だったのが「一緒に歩く・遊ぶ・走る」になっていた。
ガイドとお客さんじゃなくて、友達になっていった。

もちろん彼らがガイドの顔を見せるとき、乗馬のときには、ものすごく信頼していた。
でも馬を下りると、彼らも無邪気な少年・青年だった。
わたしも彼らと水鉄砲や追いかけっこで遊んでヘトヘトになったりした。
どうやってあれだけコミュニケーションをとっていたかわからないけど、
モンゴル語だろうと日本語だろうと関係なく、楽しもうという心だけは通じていたんだと思う。
thmongolia-343.jpg

ガイドの彼らと心が通じること、馬と心が通じること、
心と心のふれあいをメンバーみんなで味わえたことが最高の思い出だ。
thmongolia-322.jpg


Posted 2006.08.30, 22:28 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, 地球探検隊
乗馬の想い出 はコメントを受け付けていません
2006.08.31

お腹の調子

今日はお腹(胃)の違和感がなかったので
お昼をふつうの量にチャレンジしてみた。
やっとこさ、治ったかな?
 
モンゴルの最終日、体調が悪かった。
モンゴル建国800周年記念祭というイベントが終わってからのこと。

イベント会場は草原の真っ只中に吹きっさらしで
寒くて寒くてしょうがなかったのが、バスに戻ってからも続いていた。
手が暖まってきて痺れるのを感じながら、長い移動時間を寝て過ごした。

バスが止まり、「郵便局に行く人~」という声で起きたが、
まったく動く気力がなく、バスに残って寝ていた。

最終日だから楽しく過ごしたかった。
だから全力で、バスの間に復活しようとしていた。

だいぶ経ってみんなが戻ってきて、今度はデパートでお土産タイム。
寒気はだいぶなくなっていたが、元気はあまりない。
パパッと見て、トイレに行ったり、他の人の買い物を眺めたり、ゆっくりしていた。

次はそのまま夕食。最後の晩餐?はバフェスタイル。
夜はクラブに行くので、ここで持ち直しておかないとって思って
食欲はあまりなかったけど少なめの食事。

そしてビールはやめておいてオレンジジュース。
いつも食事のときはビールを飲んでいたもんで、気付いた人に突っ込まれる。
・・・なんかこのパターン、ペルーのときもあったなぁ。。

体調はまた変わっていて、寒気じゃなくて、熱っぽくなっていた。
進みが早いなぁなんて自分で自分に感心してた。

そしてホテルにチェックインして、23時に再集合。みんなでクラブに行くのだ。打ち上げじゃ。
荷物を片付けて出発の準備ができてから、30分ほど余ったので
ベッドで横になっていたら、ウトウトしてしまった。

それが良かったのか、熱っぽさは無くなっていた。
やっぱり自分の回復力に感心。遊ぶためには風邪も治す!

それからクラブに行き、自制していたビールもいただく。
みんなそんなに踊る人々じゃなかったから、まったりした時間が長く
体力的には問題なかった。バスからの自制が功を奏した!

そんなこんなで楽しく騒ぎ、そして楽しそうな仲間たちを眺め、たまにはウトウトし、
モンゴル最後の夜を楽しく過ごせたのであった。
 
 
いつも風邪だと最後は喉にくるのに、今回はお腹だけが後からきた。
なんか悪いものでも食べたのか、肉ばっかがつらかったのか、ストレスか・・。
タイミングからして よくわかんなかったけど
日本だからトイレ事情は良いので、とりあえず問題ない。

帰国翌日の昼食は、おかずとこんにゃくゼリー。
昨日の昼食は、きのこ雑炊。まさに私のための食事かと思った。
そしてやっと今日、ご飯も食べることができたのである。

帰国直後の増えた体重は、元に戻った。
もうちょっと減らないかなぁなんて思ってたけど、
残念ながらもう治っちゃったみたいだな。

というわけで図ったように
晴れて明日からの3連飲みに行けるのである。

・・・バカ。
 


Posted 2006.08.31, 20:48 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, 地球探検隊
お腹の調子 はコメントを受け付けていません
2006.09.02

山羊の味

モンゴルに行ったというと、何しに行ったの?食事はどうだった?が多い。
何しに行ったかは、前に書いたとおり、乗馬である。
んで、食事はどうだったか、ということだ。

ゲルに宿泊した4日間、ツーリストキャンプのレストランで食事した。
朝食は、紅茶とサンドイッチ。ちょっと意外だった。
昼食は、日によってまちまち。
夕食は、紅茶、ニンジンサラダ、羊肉、ライス、のイメージ。
サラダと肉は、ちょっと塩辛い味付けが多くて、苦手な私はちとつらかった。
 
そのマチマチだった昼食。
レストランで食べたときもあったし、
お弁当(蒸した鶏肉・ごはん・トマト・きゅうり)を持っていったこともあった。

3日目だけは特別で、皆で相談して山羊を食べるかどうか決めた。
食べるといっても、レストランやお弁当じゃない。
その場で山羊を絞めて、解体して、料理して、いただくのだ。

多数決の結果、いただくことになった。
 
みんなが乗馬している間に、
ガイドのおとうちゃんが山羊を買いに行って、連れてきた。

前まではこのおとうちゃんが自らさばいていたらしい。
ガイドのトゥルの指示で、皆で焚き木を集めていたところ
唐突に解体は始まった。

トゥルが山羊の口を押さえ、バギーが腹にナイフを入れる。
その切れ込みから手を差し込み、急所を突いた。
thmongolia-270.jpg

モンゴルにおける山羊の解体は伝統的なもの。
大地に血を流さないという特徴がある。

山羊の息が止まり、皮を剥がれ、内臓が取り除かれる。
この間、血は腹の中に溜まり、外には流れないのだ。

この作業はバギー・イギー・バトラーの3人を中心に行なわれた。
おとうちゃんは傍で静かに指示を出しながら、別の作業をしていた。
たまに共に作業をするものの、見守る姿勢が強かった。
thmongolia-273.jpg

そしてこの光景を、皆で見学した。
医学生、医療系の仕事をしている人たちは、解剖を見るように熱心だった。

わたしは、解体する彼らと、見学する彼女たちを見学していた。

親から子へ受け継がれる。

モンゴルの民として、山羊をさばき、料理していく。
この伝統が受け継がれていく姿を、ただ綺麗な姿として見ていられなかった。
うらやましい気持ちも少しはあったけど、それだけじゃなかった。

それは傍らで見学していた医学生の姿があったからだ。
親の職業を継ごうという意志なのかは聞かなかったが、
まっすぐに医者を目指す姿があった。

その道から逃げた私にしてみれば、そちらの姿も強烈だった。

親を継ぐことが必ずしも最上のことではないと思うが、
やはり伝統というものは継ぐことによって形成されてきたわけで
創造的なものよりも、時間の分だけしっかり重みがある。

重みを充分に感じているうちに、山羊は料理されていった。
thmongolia-296.jpg
 
料理された山羊は、じゃがいも、にんじんと共に、大きな塊で皆に配られた。

味は、うまかった。
羊肉ばかりだったので、臭みのない肉を新鮮に感じた。

食べきれないと思ったが、やはり重みを感じながら、一生懸命に噛んだ。
あの山羊がこの肉、そのつながりが直接的だった。
食べるために殺した。だから食べた。

気持ち悪いなんて感情は全くなく、
そして不思議と、神聖で尊いものという意識もあまりなかった。

食べるために殺す、
そして、その肉を喰らって自らのエネルギーとする、
この命のつながりを直接ズシンと感じた。

そんな山羊の味だった。

thmongolia-304.jpg


Posted 2006.09.02, 01:44 by meg and filed in 2006.08: モンゴル, 地球探検隊
山羊の味 はコメントを受け付けていません