映画☆☆☆

るろうに剣心の最後の映画を見てきた。

営業時間短縮のためレイトショーはなくて、
どうやったら空いてるのか考えた結果、東京都に侵入。

神奈川の映画館は100％収容で飲食可だけど、
東京の映画館は50％収容で飲食可。

飲食制限してくれてるなら100％でもいいんだけど、
そうじゃないのであれば、そりゃ50％を選ぶでしょ。


マンガを読み直していたから、内容は頭に入ってる状態で見た。
だから、年齢が気になってしまってしょうがなかった。

マンガでは剣心は15歳という設定なんだけど、
いくら昔の人が老けて見えるとしても、あれは15には見えない。
佐藤健の実年齢から考えたら17歳差？ んー。

内容は、もともと暗い話だけど、人斬り時代ということで血飛沫だらけで暗い。
マンガでもうちょっと剣心が明るく喋ってるシーンがあった気がしたけど、
そういうのがなくなってて、ただ暗かった。

最後の戦いもあんまり詳細に描かれてなかったので、
映画の中心がそこにはならなくて、全体的に巴との関係がメイン。
ちょっとメリハリに欠けた最後となった印象。

でも、シリーズ全体で考えたら、この話は必要なわけで、
サイドストーリー的なポジションかな。

あーあ、終わっちゃったな。
本当に実写化したマンガとして、最高傑作だと思う。

7年かけて1人で作ったSFストップモーションアニメ。
JUNK HEAD.

当初公開してる場所が遠かったので、諦めていたが、
今日、シューイチでやってて、改めて調べてみたら県内でも見られるとわかり、予約。

その段階ではまだ数人しか座席が埋まってなかったのでラッキーと思ったが、
行ってみたら、ほぼ満席で、ちょっと（コロナが）怖かった。

どうやらまだ映画館は全席・飲食OKとなっている模様。
右隣の二人組が、開演前ずっとしゃべりながらポップコーン食べてて、危険。
開演前の飲食は禁止になってるのに、その案内が開演直前にしか流れないからダメ。

で、内容は、ホーって感じ。

これが全部1人で作ったストップモーションかーって考えると、スゴイ。
なかなかの狂気を感じるレベル。

世界観が独特で、地下で暗くて、血だらけで、台詞が長くて、
しかも言葉は何語でもない独自の言葉なので、だいぶ間延びしてて、
ちょっと退屈で眠くなってしまった。

もうちょっと台詞が短くて、チャチャッと進めば、もうちょっと楽しめたかな。

制作過程を見るドキュメンタリー映画があれば、楽しそう。

クラシックギターの演奏会で、
ギタリストのマキノとジャーナリストのヨーコが出会った。
強く惹かれ合い、その後も連絡を取り合う。
異国の地で実際に会った2度目、マキノはヨウコに想いを伝える。

恐怖の展開があり、引き裂かれ、また出会う。
と、前半・中盤・後半で全然印象が違うストーリーだったな。。

前半は、落ち着いた大人の恋愛というか、
どこか諦めもあるからこその、周囲の事情を無視した行動力もあるし、
個人的にはその微妙な年代ってのが、理解できるし、いいなって思った。

だけど中盤は、マネージャが憎たらしく、サスペンスのようにも感じた。
身近な人に人生を壊されることの恐怖といったら。。

それがあっての後半はもう、いろんな疑惑・疑念ばかりで、
でもそれに気づかないふりをしてやり過ごしているのが痛くて、
こんな人生は送りたくないなって思った。

だから、最後はよかった、かな。
だいぶ遠回りをしたな。

マチネの終わりに
2時間3分 2019
監督: 西谷弘
出演: 福山雅治, 石田ゆり子, 伊勢谷友介

若い妻とバツイチ夫の、結婚3年目の夫婦。
ある日から突然、妻が家で死んだふりをするようになった。
どういう意味があるのかわからず、夫は職場で同僚に相談する。

だいぶ話題になった映画・原作だと思うが、見てなかったので今さらながら。

不思議な妻チエが、不思議ちゃんで掴みどころがない。
まじめな夫ジュンはそれがストレスになっていく。
そんなすれ違いの話ではある。

結婚とは何か？というのがテーマであり、介護のことや不妊のこともチラつく。
でも、チラつくだけで、メインはやっぱりこの夫婦と、あと同僚の夫婦。

言いたいことは言った方がいい、優しい言葉は辛い、それはわかる。
最後のなんで死んだふりをしてたのか？の答えは、
ちゃんと音声ありにしてほしかったな。

推理小説で犯人は想像にお任せしますって言われた気分で終わってしまった。

『結婚生活は上り坂・下り坂・まさか』という台詞があったから、
そのまさかに備えるための練習を勝手にしてたってことかと思ったけど、
そんなわけあるかなぁ。

原作を読んだらわかるのか？
・・・わからないのかな。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
1時間55分 2018
監督    李闘士男
主演    榮倉奈々, 安田顕, 大谷亮平
ジャンル    コメディー, ロマンス
オーディオ言語    日本語

事故で両親を亡くし、伯父の家に引き取られた10歳の少年ルイス。
大きな屋敷では不思議なことが起こり、伯父さんと同居人の夫人が魔術師だと知る。
ルイスも魔術の練習を始めたが、学校で魔法のことを話してしまい、
やってはいけないと注意されていたことをやってしまう。。

魔法と冒険の物語。

簡単に魔法が使えてしまうので、拍子抜けする部分もあるけど、
あっさりしている分、考えずに楽しめたと思う。

ルイスと不思議の時計(字幕版)
1時間45分 2018
監督    イーライ・ロス
主演    ジャック・ブラック, ケイト・ブランシェット, オーウェン・ヴァカーロ
ジャンル    コメディー, キッズ, 外国映画
オーディオ言語    English

詩を書くのが好きなパターソン。
仕事ではバスの運転手をしており、詩を世に公開するつもりはない。
妻のローラは内装に凝るようなアーティスト気質で、彼の詩の才能に惚れていた。
そんな二人の日常。

そう、日常を描いた話であって、特に何というわけではない。
仕事と趣味を分けていて、どちらもパーフェクトじゃないけどちゃんと楽しんでる。

スマホも持たないで、テレビも見ないで、ちょっと世間と距離を置いてる二人。
ちゃんと自分の世界を楽しんでいれば、そういうものがなくてもいいんだな。
とても、平和。

後半で突然永瀬正敏が出てきて、違和感があったけど、
日本人じゃない人が見れば、普通に過ぎていくシーンなのかな。

パターソン（字幕版）
1時間57分 2017
監督    ジム・ジャームッシュ
ジャンル    ドラマ
オーディオ言語    English

カリフォルニアから両親のゴタゴタで引っ越してきたカイル。
スクールカースト上位のホッケー部の連中に目をつけられ、学校が楽しくない。
壊されたスマホを直しに行ったショップで、変なアプリの入ったスマホを入手。
そのアプリに書いたことが実現するとわかり、学校生活を思い通りに変えていく。

ついこの前に見た映画と同じく、不思議な力で急に変わってしまう人の話。
根っこが変わらない分、こっちのほうがいいかな。

いじめられっ子と友だちになったのは彼自身の普通の生活。
歌声に惚れた女の子に近づくために能力を使い、
ホッケー部を見返すために能力を使い、
でも欲しくないものまで手に入ってきて、
コントロールできなくなったところで、アプリの能力は終了。

そこからどうするが本人の力なわけだけど、意外と変わらなかった気が。

だから、アプリの力だったのか、それによる思い込みの力だったのか、不明。
私がちゃんと見てなかっただけかもしれないけど、
でも、だから良かった。

それにしても、あれが本当のアメリカの学校の姿だとしたら、
みんなだいぶ自由に生きてるなー。

ステータス・アップデート(字幕版)
1時間46分 2019
監督    スコット・スピアー
主演    ロス・リンチ, オリヴィア・ホルト, コートニー・イートン
ジャンル    ロマンス
オーディオ言語    English

ポッチャリ体型の女性レネーは、自分に自信がなくて卑屈。
そんな自分を変えようとジムに通おうとするが、頭を打ってしまう。
そのせいで頭がおかしくなったのか、超ポジティブな性格になってしまい、
仕事も恋愛もうまく行くようになる。

ちょっと期待していたのだが、超ポジティブになった彼女は、
性格もちょっとイヤなやつになっていたので、そこで大きくマイナス。

結局、自分の容姿が美しいという思い込みでポジティブになってただけで、
他人の容姿には文句をつけるやつだったのだ。

ま、そこはさておき、卑屈な人がイケてないのは確かだろう。

自信を持ってる人のほうが良く見えるかというと、そこは同意しない。
自信満々のバカほどめんどくさいものはないと個人的に思うから・・・。。

最後、自分の前後の容姿が変わってないことを理解した後はよかったかな。

主役ではないけど、男社会についていけない男、イーサンがよかったな。
自信満々じゃないけど、自分を持ってる。

アイ・フィール・プリティ！ 人生最高のハプニング (字幕版)
1時間49分 2018
監督    マーク・シルヴァースタイン, アビー・コーン
主演    エイミー・シューマー, ミシェル・ウィリアムズ, ロリー・スコヴェル
ジャンル    ドラマ
オーディオ言語    English

年老いて作家を引退しつつあったビルは、また冒険をしたいという夢を持った。
それはアメリカの3500kmの距離があるアパラチアン・トレイル。
だが妻は単独で行くなら反対ということで、仕方なく同行者を募ったら、
若かりし頃に仲違いしたままのカッツが突然同行したいと言ってきた。

体力のない老人2人のトレッキングということで、危なっかしいことこの上なし。
私がすれ違ったりしたら、ちょっとイヤな気持ちになるやつ。

でも、歩いているコースとか景色とか良くて、羨ましい。
ロングトレイルを歩いたことがないので、
さすがにキャンプだけじゃないんだなーと思ったり。

ずっと一緒に歩いてて、お互いのことがよく見えて、それだけで得るものはある。
だから、途中で諦めたっていいのだ。
もともと踏破できるかどうかなんて半々。
最後の潔さはよかった。

いいなー。
自然の中に入り浸りたい。

ロング・トレイル！(字幕版)
1時間44分 2016
監督    ケン・クワピス
主演    ロバート・レッドフォード, ニック・ノルティ, エマ・トンプソン
ジャンル    ドラマ
オーディオ言語    English

新海誠監督の新作ということで、見てきた。

前作の『君の名は。。』の盛り上がりっぷりがすごくて、
後日見たけど、私にとっては特におもしろい映画ではなくて、
それはどういうことなのか？ってのが気になってた。

テイストとしては同じ。
普通の少年少女がSF的な出来事に巻き込まれ、
自分たちが密かに世界を変えている！！って。

こういう現実と虚構が混じったような世界、今の若者は好きなのかな？

それだったら、ARとかポケモンとか、流行るのは理解できる。
ネットの世界が現実と区別ついてない子、実際にいるしな・・・。
ネットに書かれてることを鵜呑みにしちゃうというか。

という感じで見ていたが、
ヒーローになれない隅っこにいる子の感じ、甘酸っぱさ、そういうものはイイ。

ずっと雨の世界で、雨がやまないなー異常気象だなーって話なので、
今年の梅雨にはピッタリの内容。
夏休みに無理やり合わせるんじゃなくて、先々週くらいから公開すればよかったのにな。

ーー

数席横の若者が、何駅だ！ここあそこだ！とか騒いでて、
さらにそのあとも映画の音量より大きな声でしゃべってて、かなり鬱陶しかった。
電車とかでもああいう突然奇声をあげるタイプの人いるけど、映画館はやめてほしいわ。。