2018.09.22

君の膵臓を食べたい

クラスの人気者のサクラは、膵臓の病気で余命1年。
そのことを隠して生活していたが、たまたま知ってしまうシガくん。
クラスで目立たない図書委員のシガは、学校では変な噂を立てられてしまう。
学校の外では二人で過ごす時間が長くなり、生きる実感を共有する。

北村匠海のイケてない高校生のあの感じが、なんとも私に似ていてビックリ。
(もちろんイケメンという点ではなく)
受け答えの感じとか、マジメかよって言われちゃうところとか、早く終わらせたいから素直に答えちゃうとか。。

サクラの最期を知ってしまうと、なんだか一日一日を大切に生きないとなという基本的なことを思い出す。

もっと早く見ればよかった。


Posted 2018.09.22, 23:19 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2018.06.18

ルーム

狭くて天窓以外に窓はなく、ドアもロックされた部屋で、母ジョイと息子ジャックは暮らしていた。
ジャックはそこで生まれたため、部屋の外の世界も知らず、母とテレビと本が情報源。
誘拐犯による差し入れも乏しくなり、母ジョイは部屋から出る手段を考える。

物語はそこで終わらない。
後半は、外の世界を知らなかったジャックと、罪悪感と人間関係で苦しむジョイ。
やはり無くはないと思える状況なだけに、心が痛む。

怖い話かと思ったけど、なかなか考えさせられる話でもある。
世界から切り離されて母とテレビしか知らない子が、どう育っていくのかとか、
外の世界を知っていた大人が、どうして外に出られなかったのかとか。

ジャングルで猿に育てられた少女とか、そういうのを思い出したけど、
違うのは、周りにいたのは人間なのに、人間の仕業であぁなったってことだよな。

ジャックが可愛いのがイイ。
髪を切った方が可愛い。

ルーム(字幕版)
主演: ブリー・ラーソン, ジェイコブ・トレンブレイ, ジョアン・アレン
上映時間: 1 時間, 57 分

 


Posted 2018.06.18, 21:18 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2018.06.09

万引き家族

祖母、父、母、母の妹、息子、といった感じに見える家族だが、実際はそうではない。
祖母の年金と、父、母の少ない稼ぎをベースに、父・息子の万引きを足して、なんとか生活している。
近所で虐待にあっている女の子を拾ってきて、家族がもう一人増えたり、少しずつ、変化が訪れてきていた。

誰と誰がどういう関係で・・・というのは、徐々に明かされる。
宣伝で言われているような、家族で万引きをやって生計を立てているってのは、違う。

血の繋がりか、お金の繋がりか、心の繋がりか。
何が正解かなんてわからないけど、血じゃないんだろうなっていう気はしてしまう。
食べるためのお金と、人間らしくいるための心。

虐待されてた女の子のシーンは、最近の事件を思い出してしまってツライ。
最後のシーンがどうだったのか、続きが気になってしまう。

そして、城桧吏くんがイイ。
『誰も知らない』の柳楽優弥もよかったけど、それにもうちょっと明るさが足されてる感じ。

よかった。
良い映画だったし、考えさせられるし、ホッコリもする。

 


Posted 2018.06.09, 20:50 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2018.05.27

キセキ -あの日のソビト-

医者の家に生まれ、医者にならなければならないというレールを敷かれていたが、
音楽をやりたくて、メタルバンドをやってメジャーデビューもしていた兄ジンだが、うまくいかない。
弟ヒデは、医学部の受験には破れ、歯科医を目指して一念発起するが、
めでたく入学してからは、大学の友だちとバンドを組んで、楽しく過ごしていた。
そんな弟たちの歌の素晴らしさに気づいた兄は、彼らをメジャーデビューさせようと奮闘する。

GReeeeNの誕生秘話。
歯科医をやりつつ、覆面で音楽をやるという、二足のわらじをキチンとしてる新しいパターン。
そういう新しいことをしている人は好きだ。

医者の家で、医者にならなきゃいけないというプレッシャーはよくわかる。
私の場合は特に何をやりたいというわけではなかったが、道を外れる時の、家から外れる感覚もわかる。
だからこそ、ちゃんと両立できていることを、本当に尊敬する。

メタルもいいけど、弟くんたちの歌は、楽しそうで、爽やかで、本当に気持ちが上がるのがわかる。
超ド直球ストレートってのも、欲しくなる時があるんだよな。
あの縦ノリも、今っぽい(笑)

どうでもいいけど、「ソビト」っていいな。
会社で、素人を「ソジン」って、バカにした感じで使われてるので、違う読み方でよかった。

 


Posted 2018.05.27, 21:05 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2018.05.09

The Book of Henry

12歳の天才児ヘンリーは、普通学級でつまらなく過ごしつつ、
いじめられっ子の弟ピーターを守ってやりながら、
家では大掛かりな工作をしたり、実験をしたり、家の税金の計算なんかをして父親代わり。
母親もすっかりヘンリーに頼っていた。

ヘンリーは隣の家に住む女の子が継父から虐待を受けてるのを目撃し、
ソーシャルワーカーに連絡したりするが、取り合ってもらえない。

なんとか彼女を救いたいと思ったヘンリーは、継父の殺害計画を立てていた。
しかしその途中でヘンリーは脳腫瘍で倒れ、亡くなった。

ヘンリーの残した計画ノートをピーターが見つけ、母親はその計画を実行することにする。

英語で見たので、やや理解が不安。

どうしてあんなに頭がイイのかとか、どうして父親がいないのかとか、わからないけど、
あのヘンリーだったら、確かに頼りたくなる。
虐待を揉み消すオッサンとか、田舎町の人間関係が鬱陶しい感じもあるが、最後は救われてよかった。

 


Posted 2018.05.09, 22:07 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2018.04.16

きっと、うまくいく

インドの名門工科大学に入学した新入生たち。
自由人ランチョー、動物写真を撮るのが趣味なファルハーン、信心深いラジューは友達になった。
悟ったような物言いで、機械いじりが大好きなので成績もトップなランチョー。
曲がったことがキライなので先生や先輩と対立してばかりなので、ファルハーンとラジューは彼に振り回される。

大人になってから再会しようというとき、ランチョーと連絡がつかない。
それで彼を探しながら、昔を振り返るわけだが・・・

とにかく、昔のヤンチャに遊びまわるところが痛快。
悪さばかりするんじゃなくて、要所要所で機械いじりを発揮するところがいい。

まっすぐで、機械好きで、友達想い。
ホントああいう人って大好き。

決められたレールなんてぶっ壊していくし、
丸暗記なんて無駄だってわかってて、物作りしまくるし、
ちゃんと愛する人に愛を伝えることができるし、ホント、イイ。

3時間近くある映画なので長いことは長いのだが、中だるみすることもなく、
ずっと楽しくポジティブな気持ちで楽しめた。

久々に、良い映画に出会った。

きっと、うまくいく
主演: アーミル・カーン, カリーナ・カプール
上映時間: 2 時間, 51 分


Posted 2018.04.16, 21:30 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2017.12.28

僕のワンダフル・ライフ

イーサンに飼われた犬ベイリーは、生涯を終えたあと、別の犬として転生する、ということを繰り返す。
記憶は残っていて、自分は何のために生きるのかと自問している。

出会いと別れの繰り返しなので、基本的には悲しくなる場面が多いが、
犬は可愛いし、ちょっと笑える場面も多いので、良いバランス。


Posted 2017.12.28, 18:44 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2017.12.28

ファミリー・マン ある父の決断

ヘッドハンティングの会社で、社長の座を狙って仕事三昧になり、華々しい成績を上げてきたデイン。
なかなか家庭を省みることもなく過ごしてきたが、長男ライアンが急性リンパ性白血病と診断され、さすがに意識が向く。
それでも仕事第一の生活を続けていたが、ライアンが生死の境を彷徨い、ようやくライアンを第一に考える。
そして仕事の成績は落ちていき、葛藤する。

人を騙して成績を上げてたって、仕事ができる人なわけではないし、
なんでそこまで家族に目を向けないのか、不思議でならない。

でもまぁ、日本だと数十年前はそういう人ばかりだったんだろうし、気持ち悪いな。
ヘッドハンティング会社があんな感じだってことも、意外だった。

そんな親でも、子どもはちゃんと育ってしまうわけで、
いじらしいライアン君が、泣ける。


Posted 2017.12.28, 18:20 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2017.12.28

gifted/ギフテッド

フロリダの田舎で暮らす7歳の女の子メアリーと、叔父のフランク。
メアリーは数学に飛び抜けた才能があったが、普通の生活をさせたいと地元の公立校に進ませる。
当然のように周りの子とレベルが合わずに問題児となってしまう。

そんなときに、養育権の問題が出てきた。
もともとフランクは姉からメアリーを預かったので育ててきたが、母がエブリンは英才教育を受けさせようと、奪いに出てきた。

どちらの子として生きていくのか、メアリーに決めさせればいいと思ってしまうが、さすがに7歳に判断はさせないようだ。
才能を伸ばしたいというのもわかるけど、才能があるのは子どものうちだけの可能性もあるんじゃ? ってのは思ってしまう。
実際、私自身も子どもの時の方が頭がよかった気がするし。

メアリーは数学以外に関しては、ちょっと生意気だけど、普通の子ども。
だから、可愛いし、守ってあげたいし、ずっと一緒って言葉を信じてるところなんか、心が苦しくなる。

幸せってなんだろうって、考えさせられる映画。
よかった。

http://www.foxmovies-jp.com/gifted/


Posted 2017.12.28, 18:04 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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2017.12.17

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

銀河の独裁をもくろむファーストオーダーと、それに抵抗するレジスタンスの戦い。
前作と登場人物が同じで、テレビで放送してたのも見て復習してたから、内容はちゃんとわかって楽しかった。

神風特攻隊を連想してしまう場面とか、オウムを連想してしまう場面とかあったけど、気にしすぎか。

負けるのが確実でも立ち向かうところとか、
冷静に先を読んで計画を立てる司令塔の存在や、
どの場面でも性別や人種に関係なく活躍していることや、
いろいろと考えることもあって、大ファンが多く存在することもよくわかる。

そして私は、BB-8みたいな人になりたい。
あいつスゲエ。

 


Posted 2017.12.17, 20:34 by mera and filed in ☆☆☆☆☆
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