2018.06.09
万引き家族
祖母、父、母、母の妹、息子、といった感じに見える家族だが、実際はそうではない。
祖母の年金と、父、母の少ない稼ぎをベースに、父・息子の万引きを足して、なんとか生活している。
近所で虐待にあっている女の子を拾ってきて、家族がもう一人増えたり、少しずつ、変化が訪れてきていた。
誰と誰がどういう関係で・・・というのは、徐々に明かされる。
宣伝で言われているような、家族で万引きをやって生計を立てているってのは、違う。
血の繋がりか、お金の繋がりか、心の繋がりか。
何が正解かなんてわからないけど、血じゃないんだろうなっていう気はしてしまう。
食べるためのお金と、人間らしくいるための心。
虐待されてた女の子のシーンは、最近の事件を思い出してしまってツライ。
最後のシーンがどうだったのか、続きが気になってしまう。
そして、城桧吏くんがイイ。
『誰も知らない』の柳楽優弥もよかったけど、それにもうちょっと明るさが足されてる感じ。
よかった。
良い映画だったし、考えさせられるし、ホッコリもする。