2011.02.12
スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー
フランク・ゲーリーという建築家が、
奇抜な建築をどう発想し、どう現実のものにしているか。
カメラ片手にインタビューをしながら追ったドキュメンタリー。
この建築家のことは知らなかったけど、確かに作品を見たら独創的。
不快な奇抜さではなくて、周りと調和しようとしている。
だから、見ていてワクワクする。
平面の組み合わせではなくて、曲線の組み合わせでできている。
だから、3Dで図面を起こすソフトウェアが登場してから、
彼の作品が広く世に誕生するようになったという。
たしかに、平面の組み合わせだけなら紙に描けても、
曲線を組み合わせた面を、さらに曲線でつなげるようなものは、
紙に表現することは不可能だ。
なかなか楽しそうな仕事をしてる。
万人受けすることを狙うなら、無難な平面でこなせばいい。
そうしないことを選び、もちろんその分だけ批判もありつつだけど、
今までになかったものを作り出している。
建築というより、巨大なアート。
だから、他人と同じとか、つまらないものとか、有り得ないんだろうな。