2010.12.05
画家と庭師とカンパーニュ
パリから田舎町に戻ってきた中年の画家。
庭に家庭菜園を作るために庭師を呼んだら、小学校の同級生だった。
彼は国鉄勤務を終え、夢だった庭師として働いている。
都会で裸婦画家として一時は売れた画家も、
妻から離婚を求められ、娘とも喧嘩してしまうし、プライベートは寂しい。
懲りずに不倫を続けるのだから、仕方ないとも思えるが。
地元から出ずに働き続けた庭師は、
妻との関係も良く、毎年旅行に出かけて海を眺めてボーっとする。
ほのぼのと幸せに暮らしているように見える。
昔からの友人、というだけで、
画家にとっては一番近い人になってしまったのかもしれない。
毎日の雑談にも、信頼というか、愛情というか、固い繋がりを感じた。
スゴイ出来事があったとかいうんじゃなくて、
日常から感じ取れるものを、少しずつ共有していく感じ。
日記のような映画である。