2022.04.17

明け方の若者たち

明大前や高円寺のあたり、大学を卒業して就職したての若者が、
希望の部署に配属にならずに腐りかけていたが、
同期くんや付き合っていた彼女に励まされ、なんとか過ごしていく。
しかし、彼女はただの彼女でなく、別れるときがくるのがわかっていて、
そしてまた自分の人生を悩みながらも進んでいく。

このご時世に見ると、懐かしいなぁという場面がたくさん。
大学の飲み会だったり、会社の人との絡みだったり。

そういう時間って、やっぱりその瞬間瞬間が大切だったんだよなって思う。

この映画としては、体力が有り余ってる若者の時代は、
マジックアワーのようなもんだと。
夜になる前じゃなくて、夜明け前のマジックアワーのようなもんだと。

あぁ若いな、若者だな、懐かしいな、そう感じる映画だった。

明け方の若者たち
1時間56分 2021
監督    松本花奈
出演    北村匠海, 黒島結菜, 井上祐貴
ジャンル    ロマンス, ドラマ


Posted 2022.04.17, 17:39 by mera and filed in ☆☆☆
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2022.04.10

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore

毎度のことだけど、今までの話をほとんど覚えていない状態で見た。
結果、暗い中で難しい話をしている場面では、少々寝かけてしまって危なかった。

ダンブルドア先生とグリンデルバルドの闘いの話なのだろうか。
悪者グリンデルバルドが魔法の国を収める選挙で勝ちたいがために、
善良な人を見分ける力がある動物・キリンを手に入れて、
キリンに自分を選ばせるように操作しようと企んだ。

でもキリンは双子で生まれ、グリンデルバルドが手に入れたのは片方のみ。
もう片方はニュートが保護していたので、なんとか選挙の場に連れて行こうと頑張った。

って話で合ってるかな。

子ども向けの場面としては、ニュートがサソリみたいな動物を擬態でかわすところか。

キリンは麒麟のほうのキリンなのかな。
英語でもジラフとは言ってなくて、キリンと言ってた気がした。
気がしただけかもしれないけど。



Posted 2022.04.10, 20:12 by mera and filed in ☆☆☆
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2022.01.10

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

https://www.spiderman-movie.jp/

シリーズを全部見ているわけではないし、マンガも読んでないので、
今作がどういう位置付けなのか全然知らずに見に行った。

どうやら、前作を見てないと、ちょっとわからないストーリー。

スパイダーマンがミステリオを殺害したということで、批判を浴び、
そしてスパイダーマンの正体が明かされてしまったというところからスタート。

ということで、だいぶスパイダーマンがマスクを外してて、あれ?と思う場面は多々。

ただ、そんな状態でも、見ていて楽しかった。
自分に関わった人が殺されてしまうこと、記憶から消えてしまうこと、別れること・・・
そういう場面は悲しいし、グッとくるものである。

スパイダーマンがたくさんいることについては、そうだったのーという感じ。
映画化の都合でキャストが変わったとばかり思っていたから、
メタバースのせいだったとはつゆ知らず。

同じ世界の人なんだから、
記憶から消される前後でずっと傍にいれば、もう少し事情がわかるんじゃ?と思って、
そこがなんだか納得いかないまま終わってしまったなー。





Posted 2022.01.10, 14:56 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.11.03

DUNE デューン 砂の惑星

https://wwws.warnerbros.co.jp/dune-movie/about.html

砂の惑星デューンを統治することになった一家。
実際にデューンに行ってみたら襲われ、逃げて、先住民フレメンを訪ねる。

そのくらいしか理解できなかった。

細長い青年ポールが主人公。
母親とは特殊な言葉と手話で会話ができ、秘密のやりとりをすることができる。
父親はそれを快く思っていない。

そのくらいしか理解できなかった。

でもそういう、コミュニケーション手段により、秘密を共有するみたいなの、
なんだか海外旅行してたときの気分になって、あー海外行きてーとはなった。

原作を知らないと、理解がかなり難しい映画だった。
そのくせ3時間くらいあるから、長い長い。


両隣の席は空席だったのだが、そのさらに1つ向こう側の隣の席、
上映開始の少し前に、ポップコーンと飲み物を抱えたおっさんがきてしまった。

ずっと音を立てて食べててうるせーなー、
食べ続けることでマスクしないつもりか?? とか思ってたら、
映画が始まったら、まさかの、スマホを取り出して普通に使い出して、
マジムカついたのでジェスチャーで、おい、お前、それしまえ、って、伝えた。

そんなんだから、最初の1時間くらいはイライラもあって、よくなかったな。

なんでああいう迷惑なおっさんって滅びないんだろうね。


Posted 2021.11.03, 18:24 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.10.10

スターダスト

デビッド・ボウイがまだ有名になる前、自身のツアーを行うためアメリカに渡った。
しかし、ビザもなく、何も用意されてなく、ツアーはできなかった。
そこの記録はあまり残されていないとされていたが、
アメリカから帰ってきて、ジギー・スターダストとして大ブレイクした。
アメリカで何があったのかを描いた映画。

デビッド・ボウイについて、ほとんど知らない。
あのちょっと派手な衣装の姿だけ知ってるけど、曲を知らない気がする。
映画の中に出てきた曲も、知らなかった。

でも、あの衣装は強烈に印象に残っているし、只者ではないことはわかる。
だから、興味を持っていた。

精神病、ドラッグ、そういうものが背景にあった。
そこについては、予想を裏切るものではなかった。

日本の着物とか歌舞伎とか、そういうものはその時すでに好きだったようだった。
女物の衣装についても、最初からそういうことになっていたが、
特に女装壁とかそういうものではなく、娼婦をモチーフにしてると言っていた。

いろんな情報が、断片的に出てきて、それをつなぎ合わせるのはこっち。
明確に何があったのかは、描かれていないのだ。

でも、演じることで、自分の精神状態を保とうという意図はわかった。
演じる中で、自分の本当の感情の部分だけを具現化するのだ。
繊細な人なんだろうなと思っていたけど、分裂しそうなくらい繊細だったんだな。

http://davidbeforebowie.com/


Posted 2021.10.10, 19:53 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.09.12

ジョーカー(字幕版)

母の介護をしながらピエロとして働くアーサー。
ピエロとしてストリートで働いていて、少年たちに暴行を受けたり、
突然笑い出す神経系の持病があるせいで気味悪がられたり、
不運なことばかりが起きて、暴行を受けた際に殺人を犯してしまう。
それが裕福な者への反逆として世間で注目を浴び、暴動が起きてしまう。

なんというか、不条理の連続で、堕ちていった男の話。

楽しい気持ちにはならないし、理解もできないし、理解できなくて怖いし、
悪いけど気持ち悪いと思ってしまうし、
なんでこの映画が絶賛されてるんだろうなってのを考えてしまった。

他人を下に見て意味のない暴力を振るうこと、
他人を笑い者にすること、嘘をつくこと、隠し事をすること、
確かにピエロに殺された人たちは、悪い人たちではある。

かと言って、ピエロが悪くないかというと、
そういうわけでもないのがスッキリしないところ。
どうしようもない部分もあるけど、もうちょっとやりようがあるところもある。

世の中がスッキリしないのだからしょうがないといえばそうなんだけど、
何とも後味の悪い映画だった。

ジョーカー(字幕版)
2時間1分 2019 R15+
監督    トッド・フィリップス
出演    ホアキン・フェニックス, ロバート・デ・ニーロ, ザジー・ビーツ

Posted 2021.09.12, 15:29 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.08.15

HOT SUMMER NIGHTS

別荘地が立ち並ぶ海沿いの街に来たダニエル。
夏休みの間だけお金持ちの人々がやってきて、大麻で遊んだりしている街だった。
大麻の売人であるハンターと近づく機会があり、ダニエルは仲間入りをする。

ハンターの妹と内緒で付き合うようになりつつ、
売人としては次第に欲が出て、大量に売るようになり、抜け出せなくなっていく。


ものすごい昔のアメリカ映画かと思ったら、そうでもないのか。
薬物で遊ぶ若者と恋愛の話。

ダニエルが大人しそうな見た目の割に大胆で、ちょっと怖い。
そして、ハンターも何するかわからない怖さがある。
薬物の売人なんてそんなもんかもしれないけど。

恋愛を取るか薬物を取るかなんて展開かと思ってたけど、
そんなことにもならず、流れなんて自分で選べない、という結末。

一夏の物語、ではあるけど、甘くもなく。

HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ(字幕版)
監督    イライジャ・バイナム
出演    ティモシー・シャラメ, マイカ・モンロー, アレックス・ロー
1時間47分 2019

Posted 2021.08.15, 15:07 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.08.14

サマーウォーズ

細田守監督の作品ということで、『竜とそばかすの姫』 と比べようと、見てみた。
インターネットの仮想空間と田舎のいったりきたり、というフォーマットが同じで、
あまりに同じすぎて、ビックリした。

無理矢理さからくる違和感は、こちらのほうが少ないかな。
音楽は、当然だけど、あっちのほうがいいな。

『竜とそばかすの姫』のほう、改めて、
仮想空間で一瞬で世界を席巻した音楽を作ったってのもすごいなって感心。
そしてそれが、現実世界でも評価されてるわけだからな。。

サマーウォーズ、なんでパソコンがあるのにノートに手書きで計算してるんだろ?とか、
よくわからないところは多々あるけど、
AIが出てきた頃の作品だな、とか、ガラケーの時代なんだな、とか、
時代感があって懐かしくもあった。

THE夏休みって感じの作品で、それはそれでよし。




Posted 2021.08.14, 16:55 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.07.17

竜とそばかすの姫

竜とそばかすの姫
https://ryu-to-sobakasu-no-hime.jp/

田舎の街で暮らす高校生の鈴は、いわゆる陰キャ。
子どもの頃に母親と川遊びに行ったときに、
母親は、中洲に取り残された子どもを助けに行こうとして、亡くなった。

友だちが見つけてきたアプリ U を試したら、そこには違う世界があった。
自分の意思とは関係なく人気の歌姫となり、世界が進んでいって戸惑うが、
突然現れた竜のことがどうしても気になり、原因を探していく。


細田守監督の作品って、初めて見たかもしれない。
そもそもアニメをほとんど見に行かないから、そんなもんか。

今回は millennium parade が曲を作ってるので興味を持った。
その過程で、仮想空間の話ってことを知って、見に行こうかなって。

見に行ってよかった。

ここからネタバレ書くよ。
主人公の鈴がクラスメイトから歌え歌えと言われて、歌えなくて・・・
というシーンが、昔の私とリンクして、ビックリした。

私の場合は音痴だから、合唱とかで歌わないでいたら、
サボるな歌えと言われて、歌ったら音痴だから面白いと言われて、みたいなことだけど。

そういう自分の中に抱えているものが勝手に分析されて、
形を変えて反映されてしまうのが U の世界。
このアプリ欲しい!って思った。

かつて一瞬だけ流行した Second Life よりだいぶ進歩してる。
そういった思いだけでなく、何より、感覚や神経がつながっているのが一番違う。

あの世界とつながって何をしたいのか?っていっても、全然わからない。
だけど、今の自分じゃない自分になりたい気持ちは常にある。
その気持ちを満たすために、旅に出たり山に行ったりするわけで。

正体を探して、現実世界とリンクさせてやるっていう力が強く働くのも、わからなくもない。
もちろん、現実世界の影響力を持ち込みたい人だっているだろうけど、
切り離された世界だからこそ楽しめる人もたくさんいるわけだ。

でも、切り離された世界といっても、思いや感覚などはつながっている。
だからこそ、竜が暴れるのだ。

ただ、ベルとか竜とか天使とかそういう人間型のアバターならわかるけど、
なんで手の形をした生き物とか、変な形の生き物がいっぱいなのか、
そうなった背景も何かあるのか?なんて、そんなことは考えたってわからん。

起きている出来事の1つ1つは、よくわからなくても、
裏側にいる人間の気持ちだけはわかるっていうのが、あの世界。

へーという気持ちと、わかるわかるという気持ちと、いろいろだった。

だから、現実世界のほうの、四国の生活に癒された。
やっぱり適度な田舎っていいなって思う。
落ち着く。


Posted 2021.07.17, 19:42 by mera and filed in ☆☆☆
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2021.07.11

奇跡の2000マイル (字幕版)

1970年代、オーストラリアのアリス・スプリングスから、
ラクダと共に砂漠を横断して海まで歩くという冒険をした若い女性ロビン。
彼女がラクダの調教を習い、冒険へと旅立ち、達成するまでを描いた映画。

実話ベースの話。

オーストラリアというと冒険好きが多いイメージだが、昔はそうでもなかったのかな。
彼女の冒険を応援する人は少なく、危ないからやめとけという者が多かった。

旅の道中で出会う人たちが、良い人なのかどうかわからず、
音楽のままに、信用してはいけない、怖い人たちとして見ていたので、
この旅のツラさも少しは理解できたような気がする。

そう、ハッピーな旅なんかじゃない。
特に冒険で名を馳せてやろうという野心があるわけでもない。
どちらかというと、自分探しの旅。

なのに、資金集めのためにナショナル・ジオグラフィックと契約したから、
カメラマンは追いかけてくるし、旅が進むにつれ、野次馬が増えてしまう。

最初カメラマンがひたすらしゃべってるのすら、私はうるさいと思ったから、
彼女が寂しさを彼で埋めてしまうところは、ちょっと引いた。

後半になってきて、水がない、食料もギリギリ、そんな極限のときに、
追い回される彼女を救ってあげたところは、ようやく良いやつじゃんって思ったけど。。

カメラマンのアダム・ドライバーって、スターウォーズのカイロ・レンなのね。
どっかで見たことあるなーって気になってた。

旅を終えることができて、彼女の心が晴れたならよかったんだけど、どうだったかな。
そこは描かれてはいないけど、ああいう旅って、成功したかどうかは自分次第だからね。

ただ、やっぱり、コロナ禍にこういう映画を見ると、
いいなー、海外行きたいなー、旅したいなーという気持ちが強い。

奇跡の2000マイル(字幕版)
1時間52分 2015
監督    ジョン・カラン
出演    ミア・ワシコウスカ, アダム・ドライバー

Posted 2021.07.11, 17:06 by mera and filed in ☆☆☆
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