2012.06.19

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

父を9.11で亡くした少年オスカー。
父と冒険ごっこをするのが好きだった彼は、
父の部屋の片隅で見つけた鍵の謎を解こうと旅に出る。

内気な少年に外の世界を見せようとしてきた父、
そんな最愛の、唯一心を許せる人を、突然失った悲しみ。

そのせいもあって、オスカーは騒音も閉所もダメ。
ただ鍵の謎を解くことで父親を近くに感じられるから、
苦手なことも頑張って前に進む。

頼っていた人が突然いなくなるって、なんてツライんだろう。
でもあれほどまでに心の中に残るって、なんて素晴らしい関係なんだろう。


2012.06.19, 23:52 / ☆☆☆☆
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