2010.05.16
未来を写した子どもたち
インド、カルカッタの売春街で、
子どもたちに写真を教え、
自立できるよう学校に通うという選択肢を与えた。
そんな女性写真家のドキュメンタリー。
支援の仕方が、善意の押し売りなんかではなく、
子どもたちもやらされてるわけではなく、
ただ写真が楽しいから撮ってる。
売春街の子どもたちに焦点を当ててるから、
どんなに暗い話だろうと思ったけど、
監督インタビューにあったとおり、子どもが子どもらしい。
世界のどこでも、子どもは子ども。
環境が阻んでいることがあるなら、
それをどけてやる手伝いをしたいと思うのは、
支援団体としてじゃなくて、人として、母として思うことだろう。
だから子どもたちもザナにすぐ心を開いたんだろうな。
この活動があって、映画があって、
彼らは望む道へ進むことができたようだ。
アヴィジット君の写真はホント良かったから、
彼が映像の道へアメリカ留学までしたって知って、
才能ある人を埋もれさせないでよかったって思った。
ドキュメンタリーだけど、作り込み過ぎてなくて、ウソ臭さはない。
HAPPYになるまでの過程を描いているので、重すぎず良い。