2009.01.12

ラストキング・オブ・スコットランド

ウガンダの新大統領アミンの政治についての実在のストーリー。
スコットランド人の青年医師ニコラスの視点から。

もっと現実の歴史を知ってから見たほうがよかった。
明るい話かと思って見ていたので、非常に怖かった。

最初はアミンの人柄の良さが前面に出ていたのに、
そうでない面にニコラスが気づいてからが、恐怖。

信じていた面が、理屈から成り立ってないことに気づき、
ただ感情の赴くままに見せる狂気が子どものようで怖い。
善悪の判断ができない怖さ。

実際のアミンがそういうキャラクターなのか知らないけど、
独裁者、変人、といった面は伝わる。
 
青年医師ニコラスが無鉄砲で、いかにも現代の若者。
仲良くなったことから、良い待遇をされ、それに浸ってしまう。

不倫にはまっていたり、自業自得な面も多いけど、
これは実在のキャラクターではない(?)ということで、映画向け。

あそこまで大統領に近づける立場で、臆さない性格でなければ、
大統領のジワジワくる怖さがわからなかっただろう。

思わず目を背けてしまうようなグロイ映像も何回かあり、
R-15指定にも納得である・・・。
 


2009.01.12, 11:20 / ☆☆☆☆
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