2007.05.28
出口のない海
人間魚雷・回天に乗り込むべく海軍に志願し、
訓練を受けた兵士の話。
御国の為に活躍するために志願し、
過去を断ち切って、未来を考えないで、死にに行く。
そして、魚雷の故障で出撃できずに戻ると、罪人扱い。
御国の為に命を投げ出すと軍神になるとかいって、
訓練で死んでしまったり、
敵艦に当てられずに海底に閉じ込められたまま死んでしまったり、
命ってそんな使い方をしていいものか?と思ってしまう。
でもそれが戦争、その場を凌ぐためだけに、全力を尽くさなければならない。
そんな象徴としての、回天。
それがガンガン伝わってくる映画であるが、そのためには、
最後は並木の姿が出たところで終わったほうがよかったんじゃないかと思う。
(最後10分は要らない・・)