2006.10.22
ポセイドン・アドベンチャー
豪華客船ポセイドン号が転覆し、まっさかさま。
そこからどうやって脱出するかって話なんだけど、
70年代の映画でこれってスゲェ!
津波の怖さ、火の怖さ、そういった中に放り出され
ただ生き残ることだけを目的に、アイデアを出し、言い争い、進む。
その過程における人間ドラマにどんどん入ってしまう。
次の部屋に進んだときに見る死体と、
目の前で愛する人が死んだときとでは感情も違う。
夫婦、兄弟と、一人身とでは、やっぱり違う。
みんなそれぞれがそれぞれに生きている中での、アクシデントなのだ。
やっぱり、自分がこの状況に陥ったら・・・ということを考えてしまう。
考えながら見ていたのだが、、、どうするんだろう?
牧師さんのように、我が身を犠牲にしてまで他人を助けられるか?
あんなに逃げる道を示せるか?
生き抜くことを他人に説得できるか?
自分が逃げるのに精一杯で、
しかもそれすら失敗しちゃうんじゃないか?
とにかく前向きに進むこと、それがいちばんの力である。
諦めちゃいけないし、弱腰になっちゃいけないし、
そういう人が仲間にいたら、励まさなきゃな。うん。
一人だったら諦めちゃいそうだけど、
他人を励ましながらだったら、
もしかしたら、自分のことを考えなくて済むのかもしれない。
あの状況で一人だったら、それがいちばん怖いな。きっと。