2006.07.02

ぼくの神さま デラックス完全版

ユダヤの子 ロメックを預かる一家、その兄弟との話。

ロメックを演ずるハーレイ君がいいのはもちろんなんだけど
それよりも末っ子のトロのほうが際立っていた。

銃殺を目の当たりにしてからというもの、
キリスト教を学ぶためのロールプレイングで本気でキリストになろうとし、
キリストがユダヤ人だと聞いてからはユダヤ人であるロメックを敬愛し、
殺された父らを助けるために、キリストとして磔になろうとする末っ子トロの
その精神の壊れっぷりが悲しい。

なにがなんだかわからないくらい救いようがない現実なのはわかるのだけど、
それによって周囲の人々の心が病んでいっていたし、
子供たちにもものすごく影響を与えていたし、
どうしようもないやり場のない感情が沸いてきたけど、どうしようもなかった。


2006.07.02, 03:20 / ☆☆☆

4 Responses to “ぼくの神さま デラックス完全版”

  1. こまき より:

    宗教もの?
    宗教って、人を間違った方向に導くことが多いような気がする。。

  2. なかめぐ より:

    >こまき
    ナチスのユダヤ人狩り、キリスト教。背景は完全に宗教ものだよ。
    宗教のために争うことは多いけど、生き抜く人もまた宗教あってこそだったりするからね。自分にないパワーに圧倒されます。

  3. こまき より:

    宗教がらみの戦争は勘弁してほしいよね。。
    すごいたくさんDVD見てるね!

  4. なかめぐ より:

    > すごいたくさんDVD見てるね!

    今158件、ブログに書いてるみたい。
    随分と長いこと映画を観ないで生きてきたので、その反動っす。週2本ペース。