2013.09.16
危険なメソッド
精神分析医のユング博士は、患者としてやってきた女性ザビーナを担当する中で、
フロイト博士の何でも性衝動に結び付けて論じる方法を知り、彼女の奥を探っていく。
そして彼女の誘惑に負けて関係を持つが、それをキッカケに悩みだし、フロイト博士とは決別する。
脚色はされてるんだろうけど、実話なのかなぁ?
ユングもフロイトも名前しか知らないし、ザビーナ・シュピールラインは名前も知らない。
だけど、精神分析とか心理学とかは気になる。
映画の中で語られていた内容はきっとものすごく断片でしかないんだろうけど、ちゃんと知りたいものだ。
ザビーナのように、自分が狂っていると思うところから自身の分析が始まっていくのは、よくあるんだろうか。
自分自身のことを考えてみても、自分が生きている中でマイナスとなっていることの原因を探ったりする。
何が原因で今の自分ができてしまったのか説明がつくと、諦めがつくからかもしれない。
フロイトが夢の内容を語らなかったことが原因で、ユングが決別を決めたというのも理解できる。
自分を分析の材料としか見ていなくて、逆に分析してもらおうなんて思っていない。
完全に自分が上であるという態度から抜けようとしない。
そう思うと、生意気な若者がおもしろいから話を聞いたけど、それだけなのだ。
結局は自分の愛人問題がいちばんの問題だったユング。
自分を分析して楽しむということはあるのかな・・・。
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演者:キーラ・ナイトレイ、 ヴィゴ・モーテンセン、 マイケル・ファスベンダー、 ヴァンサン・カッセル
収録時間:99分
レンタル開始日:2013-06-14