2013.02.18

ルルドの泉で

首から下が麻痺して車椅子生活を送るクリスティーヌは、旅が好きで聖地ルルドを巡るツアーに参加。
そこには多くの病人とその家族、ボランティアの介護人が奇跡を願って過ごしていた。
あまり信心深くないクリスティーヌが動けるようになったことで、人々の信仰心が揺らぐ。

信心深い人の精神世界というのはどうなっているのか?というのは興味がある。

たくさんの悪いことが起きるのは、罪深く生まれてきたから。
何か良いことがあったら、神の起こした奇跡。

自分の行動に対する責任感が欠落しているとも言えるし、
ポジティブに生きるための知恵とも言える。

宗教的なツアーではあるが、参加者はクリスティーヌのようにあまり信心深くない人もいるし、
ボランティア参加の介護人も警備員の男性目当てだったりする。
なんとも人間らしい。

病気によっては突然調子よくなったりもするだろうし、何が奇跡なのかは難しい。
一喜一憂してしまうのもしょうがないが、奇跡からの転落だと落差が激しすぎて別の病気になりそうだ。

ルルドの泉で
監督:ジェシカ・ハウスナー
出演者:シルヴィー・テステュー、 レア・セドゥ、 ブリュノ・トデスキーニ、 エリナ・レーヴェンソン
収録時間:99分
レンタル開始日:2012-08-03



2013.02.18, 23:46 / ☆☆☆
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