2012.02.05

キッズ・オールライト オリジナルバージョン

レズビアンの夫婦が、2人とも精子の提供を受けて子どもを授かり、4人家族となった。
子どもが大きくなって自分の父親に興味を持ち、連絡を取るようになる。
子どもたちにとっては父親のような存在となったが、母達の心境は複雑だった。

子どもたちにとっては生まれたときから母親が二人いるんだろうし、
友達にも受け入れられているようなのだが、不思議な家族だ。
子どもたちが二人とも賢くて優しく育っているのだから、よかったのだろう。

映画として見ているこっちとしては、彼女たちがどういう人なのか、最初は読めなかった。

どうやらニックが男性的で厳しくて、ジュールスが女性的で弱いところが見える。
だから、精子提供者のポールが登場したとき、ニックは反発し、ジュールスは惹かれてしまうのか。

子どもにとってはいくらニックが男性っぽく振る舞っていても、
男性とは違うし、ポールに父性を求めてしまうのは仕方ないと思う。

そして、女性のヒステリックなところが二人の母親に出てくると、ホント大変だなって思う。

女性同士だから悪いということはなく、ポールが独身だからどうというもんでもなく、
ただ、家族って難しい、という、どこの家庭でも同じことがテーマ。

キッズ・オールライト オリジナルバージョン
監督:リサ・チョロデンコ
出演者:アネット・ベニング、 ジュリアン・ムーア、 マーク・ラファロ、 ミア・ワシコウスカ、 ジョシュ・ハッチャーソン
収録時間:106分
レンタル開始日:2011-11-25



2012.02.05, 19:14 / ☆☆☆☆
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