2011.05.10

小さな命が呼ぶとき

ポンぺ病という先天性の難病がある。
筋肉が低下し、臓器が肥大し、8歳くらいで死に至るとのこと。
自分の子ども2人がポンぺ病というジョンは、ただ黙って子どもの死を待っていられず、
治療薬の研究を行っている教授のところに押しかけ、新薬開発のビジネスを始める。

我が子を愛する父親の姿。
そして、実話。

突然会社を辞めて、子どもたちを救う可能性にかけることにしたジョン。
キャリアを積んだビジネスマンで、ここまで行動力が伴うのは素晴らしい。

ストーンヒル博士は先進的な研究をしていたが、それが実用化された経験はない。
突然やってきたジョンに、命を救えない研究は意味がないってことを言われ、
ビジネスのにおいに辟易しながらも、実用化に向けて昼夜努力する。

もちろんジョンの努力のほうがこの映画の中心かもしれないが、
私はストーンヒル博士を応援していた。

机上の空論で終わらず、実際に使えるものになる。
これがどんなに嬉しいことだろう。
しかも、子どもの命を救えるかもしれないのだ。

使えるものを作るって、素晴らしいよな。

ジョンもストーンヒル博士も、
お金、体力、頭脳をフルに使って、できる限りの限界の戦いを1年間続けた。
ものすごく大変そうだけど、ものすごく充実していたんだろうな。

見ていてワクワクするし、自分も頑張ろうと思える映画だった。
何歳からでも、動き始めることが大事なのだ。

小さな命が呼ぶとき
監督:トム・ヴォーン
出演者:ハリソン・フォード、 ブレンダン・フレイザー、 ケリー・ラッセル、 ジャレッド・ハリス
収録時間:105分
レンタル開始日:2010-11-24



2011.05.10, 23:26 / ☆☆☆☆☆

2 Responses to “小さな命が呼ぶとき”

  1. 017 より:

    これ映画化されてたんやな。
    本で読んだけどいい話だった。

    お父さんが格好いいね。

  2. mera より:

    さすが本が先なんだね。

    感情で動きながらも、ちゃんと実力が伴ってるところがカッコいいっすね。