2010.02.07
やわらかい手
難病の孫に治療を受けさせるため、多額の渡航費が必要となった。
仕事をしたこともない主婦マギーは、
唯一仕事をくれた風俗店で働くことにした。
顔が見えない、声も出さない、
必要なのは手だけという風俗店。
最初にそれが日本発と言われて、
なんか申し訳ないような気持ちになった。
日本の変態度が海外に・・・・・・。。
まぁそれはともかく、
他に仕事がないとはいえ、夫は他界してるとはいえ、
こんな特殊な風俗に勤めることにしたのはスゴイ。
親は子のためなら死ねるというけど・・・
という台詞があったように、きっと死ぬつもりで飛び込んだ。
その気持ちはよくわかるけど、
風俗で母親が働くことを毛嫌いする息子もよくわかる。
難病の子どもよりも、
その決死の覚悟の母親が、孤独で、暗くて、切ない。