2009.08.02
パラノイドパーク
両親が離婚間近なこともあってか、
現実から逃げるようにスケボーに明け暮れる少年アレックス。
殺人か事故か・・・故意ではないが人を殺してしまった。
そのことを誰にも言えず、悩み苦しむ。
アレックスが書いている順番にストーリーは進む。
だから、順番は前後するし、日常も淡々と描かれる。
最初っから画面がグラグラと揺れたり、
酔いそうな映像が多い。
それがアレックスの心の内を表すのだ。
わざとじゃないし、正当防衛だ・・・
気持ち悪い現場が目に焼きついてしまうし、
どうしたらいいのかわからない。
隠したいが、誰かに相談したい。
鬱屈した感じが伝わってきて、
こっちまで暗い気持ちになる。
書くことで吐き出したものは焼き捨て、
隠し続け、悩み続け、そのまま、映画は終わる。