2009.07.04
手紙
親がいない兄弟、
兄は、弟の進学費用を稼ぐために盗み、殺人者となった。
弟は、兄が殺人者であることで差別され、仕事も生活もうまくいかない。
自分に非があって責められるのではない。
差別というのはそういうものである。
世の中にそういう差別があるのは仕方なくて、
犯罪者はそこまでの罪を全部負わなければならない。
社長さんが言っていた言葉が、世の中の現実。
今の世の中、こういう差別がどれだけあるのか、
現実としてどうなのかはわからない。
人種差別や性差別とは違って、
殺人の場合は、被害者が存在するのだ。
単なる差別とは話が違う。
自分は差別しない、と思っていても、
それだけではしょうがない。
ずっと重い雰囲気で進むので暗い気持ちになる映画だが、
テーマが重いのだから仕方ない。
後半、最後の最後で、感動。
ただそれも、ツライ感動である。