2009.02.06
パラダイス・ナウ
イスラエルに対抗するため、自爆攻撃を企てるパレスチナ人。
自爆攻撃者に選ばれた2人の男の、実行までの葛藤。
命を捧げた攻撃をすれば、英雄になれる。
そう信じることで、恐怖を取り除く。
でも、英雄的な行為なのか、疑問を抱いてしまう。
爆弾を身体に巻いたまま、いろいろ動いてて、
間違ったタイミングで爆発してしまうんじゃ・・・というのが、
本題とは違うんだろうけど、ちょっと怖かった。。
希望もなく、恋愛もなく、友情ですら信じられないような暗い空気。
死んだら何が起きるのか、確証がない中で、
死ぬか、生きるか、死にたいのか、そればかりを考える。
パレスチナ人監督とイスラエル人プロデューサーが手を組み・・・
というところが、この作品の意義だと思われる。