2008.07.06

フランシスコの2人の息子

農村の片隅で、土地代すら返せずに貧しい暮らしをしていたフランシスコ。
その生活から抜け出すために、音楽に目をつける。

ブラジルだと、サッカーで貧しい暮らしから抜け出す!
ってのが多いのかな、と思っていたけど、
音楽で、しかも元々才能があったのではなく、努力して・・・。

これが実話というのが、ちょっとビックリ。
そういや冒頭に実話だって書いてあったけど、
そんなことをすっかり忘れて見入っていた。

前半の子ども時代、後半の売れるまで、
断然、前半のほうがいいんだけど、それだけじゃしまらない。

子ども時代の良い想い出と、辛い想い出。
それがあったからこそ、きっと後半があったはず。

何よりも、父親の行動力が、全ての原動力。
それがなければ、何も生まれなかったし、形にはならなかった。

そして次に、音楽を愛した長男くん。
歌が下手でも、楽器が弾けなくても、音楽が好きだった。

家族のなかにそういう人が誰もいなかったら、
あの父親の行動力も、全てムダに終わっていただろう。

うまくいった、と言えるまでの苦労は計り知れないけど、
諦めないで続けたことで、前に進めた。

最後にうまくいったとき、やっと報われたのだろう。
だから、最後の本人たちのシーン、良かった。
 
 
 
今となってはどうでもいいんだけど、
2人の息子というわりに、たくさんいたというのが盲点。
でも、前半でも後半でも2人ずつなんだね。


2008.07.06, 03:55 / ☆☆☆☆☆
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