2008.02.09
サン・ジャックへの道
莫大な遺産を相続するためには、
フランスからスペインへ抜ける巡礼路を兄弟3人一緒に歩ききらなければならない。
そんな遺言を残して母が他界したと知った仲の悪い3人。
イヤイヤながらも歩くことを決意し、
イヤイヤ参加し、イヤイヤ歩く。
でも一緒に歩くメンバーは3人だけじゃなくて、
同じガイドのもとに集まった9人。
他のメンバーも3兄弟のような乱す行為はなくても、悩みを抱えている。
長い長い道のりを歩きながら、たまに悩みを共有し、
その中で友情や仲間意識が芽生えていく。
羨ましいくらいに綺麗な景色のなかを歩いている。
でも、イヤイヤ参加する人がいると、どんなにやりづらいか・・・。
3人だけで歩いていたら絶対に歩ききれなかっただろう。
やはり人が人を変えていくのだ。
失読症の少年が良い味を出していて、実は主役と思ってもいいかも。
ああいう素直で純粋な人間は、人の心を動かす力がある。
あの道を歩けと言われれば、
時間があれば喜んで行きたいくらい楽しそうなんだけどな。
メンバーによるか・・・。