2007.11.26
カポーティ
トルーマン・カポーティのノンフィクション小説『冷血』
それが書かれる間の人間の話。
この小説を読んでいないのだけど、読んでみたくなった。
それほどに興味をそそられるような、人間的な面を見られたように思う。
農場の一家殺害事件が起き、その犯人に興味を持ったカポーティが
真相を聞きだすために実際に犯人と面会を重ねていく。
犯人も特別じゃない。
それがわかっているカポーティだからこそか、
友情か、利用しているだけの関係なのか、人間としての悩みに落ちる。
死刑が執行されなければ結末を書けない。
静かな展開を続けていく映画なのだが、小説を読んでいる気分。
だから、小説も読んでみたくなる。