2007.08.25
ココシリ
命を懸け、チベットカモシカを密猟から守るための山岳パトロール隊。
チベットの広大で、草のない砂漠のような土地で、
何日間もジープを走らせて、密猟者を追う。
政府の機関ではないから費用がなく、無給。
食料も燃料もギリギリで、ケガをしても治療費がない。
だから、密漁者から没収した毛皮を売って、足しにしている。。
枯渇した土地で、命をギリギリにつないで、
それでも、密猟者を追う。
痛々しく、生々しく、苦しい。
これ、実話だそうだ。
100万頭いたカモシカが、密猟のせいで1万頭にまで減った。
このパトロール隊に同行した記者が、この様子を全土に報告し、
実情が知れ渡り、やがて自然保護区となった。
カモシカは3万頭にまで増えたそうだ。
苦しい戦いが、報われた。
明るい気持ちになれるものではないが、救われた。
見ていて、つらかった。