2007.07.01
RIZE
ロスの貧民街で、ピエロとなり人を楽しませることで、
子どもたちをギャングの道から反らしたりしている
トミー・ザ・クラウンのドキュメンタリー。
誕生会やパーティで彼が踊り、人を楽しませる。
それを真似て、ダンス集団が続々と生まれてきて、その数50以上。
日々進化していき、クランプダンス、ストリッパーダンス、その融合、
などなど、異なるスタイルのダンスも生まれてくる。
大会を開いて、そこで、あくまでダンスで戦う。
ギャングになるか、ピエロになるか、どちらかが捌け口。
ギャングになったら刑務所か死ぬかしか道がないから、
ピエロのほうがいい。
そんな理由なのかもしれないけど、激しいダンスを楽しむ。
喧嘩のように見えるぶつかりあいも、リズムに乗ったダンス。
顔に文様を描き、ダンスで全てを表現することは、
祖先の部族が踊っていたものに通ずるという。
あんなにリズム感よく、小さい子でも激しく踊れる。
立ち入ることの出来ない独特のアートである。