2007.06.25
父親たちの星条旗
硫黄島にアメリカ国旗を掲げる姿を撮られたが為に
英雄に仕立て上げられた海軍兵の話。
硫黄島からの手紙、とは違って、国には余力がある。
金持ちから金を出してもらうことが最大の目的。
きっとその頃日本では兵士がいなかったろうし、食糧もなかったろう。
そんな差があったとしても、
兵士たちの心の傷は同じであり、殺す・殺されるの恐怖は染み付く。
戦地の様子を知らない、想像すらしない国民が
金の力で大手を振って生きているわけで、
そういった国内における温度差もまた、ある意味、残酷である。