2022.02.13

君の名前で僕を呼んで

北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオ。
父は大学教授で、学生のオリヴァーがアメリカから助手としてやってきた。
最初はアメリカ人的な振る舞いに反発を感じていたが、次第に彼に惹かれていく。

音楽と文学を愛するエリオと、文学と考古学かなんかを学ぶオリヴァー。

知識や教養に惹かれていき、男性を好むというのは、
昔の知識人にも多かったとも聞くし、だから家族も受け入れやすかったのかな。

男性とか女性とか、そういう枠を超えた先の部分で惹かれ合うのは、理解できる。

そして、期間限定でやってきたオリヴァーとは、必ず別れが来る。
その辛さは男女関係ない話であり、痛いほどに理解できるし、喪失感に飲み込まれそう。

一夏の恋と言ってしまえばそうなんだけど、
他の人になかなか理解されない関係だからこそ、尊い関係だっただろうし、
離れ難いし、別の道を選ぶことも理解できてしまうところもまた辛い。

君の名前で僕を呼んで(字幕版)
監督    ルカ・グァダニーノ
出演    ティモシー・シャラメ, アーミー・ハマー, マイケル・スタールバーグ


2022.02.13, 16:47 / ☆☆☆☆☆
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