2021.01.03
しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス
カナダの田舎町、リウマチを患ったモードルイスは家で邪魔者扱いされ、 自立しようと、半ば家出のように、家政婦を探していた無骨な男の家に転がり込む。 最初は役立たず扱いしていたエベレットだが、 彼女の絵を気に入って買う人がいると知ってから、徐々に彼女を助けていく。 家政婦を雇ったはずなのに、彼女の絵が売れ、彼女の体が悪くなり、 最後には彼女は絵を描くだけで、自分で家事を全部やってたエベレット。 恵まれない境遇の者への同情だったり共感だったりはあるだろうけど、 愛情表現が不器用なだけで、心は優しい。 そこがこの映画のいいところだ。 モードの絵、全然知らなかった。 映画の中で見たときは最初、小学生の落書きみたいに感じたけど、 エンディングロールで本物のほうが出てきて、色使いがキレイで納得した。 色を混ぜずに原色で塗るらしいが、その力強さなんだろうな。 こういう不器用な愛の形こそ、本物なんだろうなって思った。 しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(字幕版) 1時間55分 2018 監督 アシュリング・ウォルシュ 出演 サリー・ホーキンス, イーサン・ホーク, カリ・マチェット