2015.03.08

チョコレートドーナツ

同性愛者でショーダンサーをしているルディは、お金がなく荒んだ生活をしていたが、
同じアパートに住む家庭で母親が薬物で逮捕され、ダウン症の男の子マルコが一人取り残されていたところを助ける。
ちょうどその頃ルディは、ショーを見に来ていた弁護士のポールと付き合うようになり、二人でマルコを育てていこうとする。

ダウン症の差別と、同性愛者の差別。
見ていてツライ。

自分に嘘をついて生きるのもイヤだし、差別されて生きるのもイヤだし、
マイノリティはどう頑張ったって、簡単には幸せになれない。

ゲイが存在すること自体が犯罪であるかのように、平気で差別をする弁護士がいて、
そいつが金髪白人なところが、あぁアメリカ映画だなぁと思わせる。

ゲイカップルよりも薬物依存の母親のほうに子育てを任せることになる。
同性愛が犯罪じゃなく、薬物が犯罪だとしても、血筋が勝つ。
血筋というところは仕方ないのかなと思う面もあるけど、納得はいかない。

最後の展開からして実話?と思ったけど、
実話に着想を得たということで完全に実話というわけではないらしい。

刺さる映画で、痛かった。

チョコレートドーナツ
監督:トラヴィス・ファイン
出演者:アラン・カミング、 ギャレット・ディラハント、 アイザック・レイヴァ、 フランシス・フィッシャー、 ジェイミー・アン・オールマン
収録時間:98分
レンタル開始日:2014-12-02



2015.03.08, 19:16 / ☆☆☆☆☆
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