2014.07.20

危険なプロット

国語教師のジェルマンは、画廊を営む妻と二人暮らし。
新しく教えるクラスで出した作文の宿題で、クロードの書いた文章が気になり、個人指導を始める。
クロードは『普通』の生活を送る同級生ラファの家に入り、彼の家庭を探る様子を執筆する。

クロードは現実で起きたことしか書けないと言うが、ジェルマンは想像しろと言う。
そしてジェルマンは、クロードの書いたことが現実なのかフィクションなのかわからなくなってしまう。

なかなか不思議な感覚である。

クロードは美少年で、ラファの母を誘惑してしまう。
それがクロードの目的だったのか、ただ書くためのネタが欲しかったのか、わからない。
でも、書くことでそれが現実から離れていくように思えて、許されると感じたかもしれないな。

不思議なのは、家で仕事の話を、かなり細かいところまで話してしまうところ。
洋画だとわりとこういうシーンが出てくるけど、今でもまだあるのかな?
生徒の出した宿題を妻に見せてしまうとか、ありえないよなーとか思ってしまうが、普通なのか?

危険なプロット
監督:フランソワ・オゾン
出演者:ファブリス・ルキーニ、 クリスティン・スコット・トーマス、 エマニュエル・セニエ、 ドゥニ・メノーシェ、 エルンスト・ウンハウワー、 ジャン=フランソワ・バルメール
収録時間:105分
レンタル開始日:2014-04-02



2014.07.20, 11:13 / ☆☆☆
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