ソーシャル・ネットワーク
facebook の創始者、マーク・ザッカーバーグが
facebook を作り、今のように爆発的にヒットするまでの過程。
どこまで本当かわからないけど、だいぶシリアス。
全てが順調には行ってなかった。
むしろ、波にのまれて、無理やり成長させられてしまったように見える。
成功物語と思って見ると、裏切られた気分だと思う。
暗い気持ちになって終わる。
マークは、プライドが高くて、協調性はなく、正直。
いわゆる頭の良い人に、よくいる人物像である。
なんで最初に一人で作り始めてしまったのか。
単に作ることが技術的に&アイデアとしておもしろそうだからであって、
チームで行動したくなかったからだろうな。。
MySpaceが先行している中で、
排他的な人間関係をリアルに盛り込む、という1点の差別化ポイントがあるだけで、
あれだけ突き進むことができたのが素晴らしい。
MySpaceは縮退してるし、mixiは頑張って真似してるし、SNSではfacebookが先頭を走ってる。
その地位を確立できたのは、やはりアイデアをすぐに実現する能力があるからこそ。
そう考えると、最初のアイデアだけで強気な主張をしている双子の兄弟は、影響力としては弱い。
でも、あの段階で特許を取ろうとは考えなかっただろうし、難しいよな。
何らかの権利を守る方法を取っていれば話は違ったのかな・・・。
途中からナップスターの創始者ショーン・パーカーが割り込んでくる。
マークが彼のようになりたいと思ったことで、成長が加速したように見えるが、
急激に悪い方向に進んだのも、彼のせいのようで不愉快。
親友のサベリンが、いちばんマトモな人間に見える。
ジェネラリストというか、倫理観があるというか。
だけど、彼の影響力が大きかったら、ここまで爆発的に成長はしなかっただろう。
だから難しいのだ。
まともな人間だけでは作れなかったし、ヒットしなかっただろう。
うまくバランスを取れればよかったのだけど、コミュニケーション能力のせいか、
自己中心的な部分が目立ち、訴訟問題になってしまう。
でも、作っているときのマークが楽しそうで、その他の開発者も楽しそうで、羨ましかった。
どんどんユーザー数が増えていくのも楽しいだろうな。
いいな、BtoC。