2010.11.07
カラヴァッジョ 天才画家の光と影
イタリアを代表する画家・カラヴァッジョの人生。
気性が激しく、喧嘩っ早い。
画家なのに剣を常に持ち歩き、喧嘩になると決闘を申し込む。
他の画家が空想で描くのに対し、彼はモデルを配置し写実的に描く。
この手法の違いから他の画家から蔑視され、成功を妬まれ、攻撃される。
ただ、光を捉えることに対する執着は素晴らしく、
彼の作品も光と闇の対比が、他に無い特徴なのだという。
真っ直ぐすぎる心だからこそ、捉えられるのだろう。
飛び抜けた才能がある人というのは、
どこか欠けていても仕方ないと思う。
だけど、喧嘩が常に命がけというのも、怖くてしょうがない。
ただ、彼が自分で仕掛けたイザコザだけじゃなくて、
他人に煽られたものも多い。
というか、たぶんそっちのほうが多い。
すごく真っ直ぐで、すごく不器用。
不幸を背負ってるタイプだな。
自業自得とも思うし、哀れになる。
けど、愛される画家であることは確かだ。
http://www.eurasia.co.jp/douga/caravaggio/index.html