2010.09.20
インビクタス 負けざる者たち
ネルソン・マンデラは27年間の投獄生活を終え、大統領に就任する。
しかし黒人・白人の対立が色濃く残り、国は荒んでいた。
国民の意識を変えるべく、白人のスポーツだったラグビーに力を入れる。
実話ベースということで、意外性とか、そういうのはない。
ただ、マンデラ大統領には考えさせられる。
リーダーとはどうあるべきか・・・。
黒人差別をやめることは、白人を迫害することではない。
過去の諍いを引きずっていては、対立しか道がない。
変えたいなら、自分が変わらなきゃいけない。
そのためには、赦すことが必要なときもある。
演説も人と接する時も、現の仕方がうまい。
言い方や行動を少し間違えると、
違う意味に受け取られかねない繊細な内容だが、
誠実に伝えようという姿勢がわかる。
こういうのを見ると、ワールドカップとか、オリンピックとか、
国として盛り上がるスポーツイベントって、
重要な意味合いを持てるんだなと。