2009.11.16
たとえ世界が終わっても Cycle soul apartment
インターネットの自殺サイトに書き込み、
実行に移そうとするOLの真奈美。
サイトの管理人に出会い、人生が変わり始める。
管理人の芝居がかった飄々とした感じが、
妙な世界観を作っていて、ファンタジーのようでもあり、
マンガのようでもあり。
その流れに巻き込まれて、
一度は死のうと結論を出した人が、
死ぬことをバカバカしく思ってしまったり、生きようと思ったり。
自ら死ぬことって簡単かもしれないけど、
それにどれだけの意味があるのか、
生きてるほうがいいんじゃないか、って、ただ思わせてくれる。
売れない写真家の長田くんがなかなか良い。
確かにああいう人に出会えたら、
人生が幸せな方向に転ぶような気がする。
メイキングでキャスティングの重要性を語っていたが、
このキャストだからこその良さがあった。
そうでなきゃ成り立たなかっただろうなと思う。