2009.03.30
サルバドールの朝
反政府運動として、労働者のためにという名目を掲げて、
銀行強盗を繰り返すサルバドール。
追い詰められたときに警官を撃ってしまい、判決を待つ・・・
実話が基になっているらしい。
そういう映画にありがちな、淡々としたペース。
時間の経過によってテーマが変わるような感じで、
感動的な展開にはならないし、感情移入もできない。
この時代のスペインを知らないから、
反政府運動をしていることの意味や重大さがわからない。
そういうことがわかっていたら、
もっと違う見方ができたかもしれない。
映画の中には、圧政の様子は出てこない。
前半で、銀行強盗を楽しんでいる彼らを見ているので、
後半で死刑になってしまったとしても、共感できず。
警官殺害の罪で、ってところが真実じゃなかったとしても、
だからといって正しい生き方をしてるようにも見えず。
今では英雄のように扱われているらしい。
反政府体制の象徴のようなものなのだろうか。
んー、知識不足。。。