2007.11.18

ルワンダの涙

ルワンダにおけるフツ族とツチ族の紛争、
そしてフツ族によるツチ族の大虐殺。

そのとき、ツチ族の避難所となった学校での話である。

この争いを描いた映画では、他に『ホテル・ルワンダ』を見たが、
こちらのほうが無力感がただひたすら伝わってくる。
ドラマ的な展開がなく、ただ殺戮が行われて、それに対して無力な人々・・・。
だから、おもしろさで言えば、『ホテル・ルワンダ』のほうが上。

要するに何もできない人をそのままに描いているのである。
だんだんと感情すらなくなっていく。

エンディングで、スタッフロールを見て、それをしみじみと感じた。

これが94年の出来事。
全然、遠い昔の話ではないのである。
私が・・・15歳?くらいのときに起きていたことなのである。

そう思うと、現代になっても理不尽なことは起きているのである。
種族の違いの前では、宗教ですら無力になってしまうことが、全く理解できない。
宗教戦争ですら実感がないのに、それを超える・・・。

何故そんなことが起きてしまったのか、今もどこかでこういうことが起きているのか、
なんで、なんで、、、という気持ちでいっぱいである。
 


2007.11.18, 02:56 / ☆☆☆☆
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