2014.05.03

ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~

若きゲーテは詩や戯曲が好きで作家志望だったが、父親に反対され、裁判所の実習生として働く。
血気盛んで才能溢れるゲーテは、同僚と意気投合し、舞踏会へと繰り出した。
そこで出会った女性と互いに惹かれあうが、家の事情で上手くいかない。

ものすごく『若きウェルテルの悩み』を読みたくなる。
できれば原文で読みたいと思うけどドイツ語だよなぁ?と思うほど、ゲーテの文章に興味がわく。

ゲーテの感覚が現代的というのかわからないけど、チャーミング。
感情を大事にすることが流行し始めたと言っていたので、昔っぽくないのも納得である。

同僚の青年が恋に破れて自殺してしまうのも、わからなくもない。
自分の意思じゃなくて鬱病がそうさせたのだとしても、人生をかけた恋なら鬱になってしまうのもわかる。

自分の感情に逆らって、家の事情で引き離された後、どうなるのか。
個人的には、お互いが感情のほうを優先させてほしいと願うが、現実は違ったようで切ない。

こういった激しい感情の動きを経験し、それを小説として書いたのならば、
自分の人生だって書き方によればそれなりの物語になるのではないかと思うのである。

ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~
監督:フィリップ・シュテルツェル
出演者:アレクサンダー・フェーリング、 ミリアム・シュタイン、 モーリッツ・ブライブトロイ、 フォルカー・ブルッヒ
収録時間:105分
レンタル開始日:2012-05-02



2014.05.03, 22:31 / ☆☆☆☆☆
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