2024.06.30

いまを生きる

伝統と規律に縛られた全寮制の進学校である男子校。
そこにやってきた新しい英語教師キーティングは、そこの卒業生でもあった。
生徒に自分の人生を生きてもらおうと型破りな授業を展開し、
生徒たちは触発されて自分で考えて行動するようになっていった。

アメリカでいう英語の授業というのは、日本でいう国語の授業で、
この映画では詩の授業がメインになっていた。

部屋でタバコを吸ったり、お酒を飲んだり、悪ガキだらけのように描かれているけど、
引っ込み思案でみんなの前で発表とかできなかった子が、
先生の無理矢理な指導で素敵な詩を口にしたとき、飲み込んでから拍手が起きていて、
あぁこいつら頭いいんだったな、、って思い出した。

進学校の悪ガキたちの足掻き。

そう考えると、非常に共感できる部分ができてくるもので、
自分のやりたいことをやるために、文句を言われない成績を取る、というのはやってたなと思い出した。

私の場合はやりたいことっていうのが、ただ放送委員会で遊ぶことだったので、
その頃にもっと今の仕事につながるようなことをしていたら、と思わなくはないけど、
人として他者と関わるという場はあそこが初めてだったので、経験していなかったら今がないことは確か。

高校時代の人間関係とか経験したことって、本当にその後の人生に影響を与えると思う。

だから、ラストは辛かったし、非常に有り得る話だと思った。
子どもは親の所有物じゃない。

いまを生きる (字幕版)
2時間8分 1989

2024.06.30, 18:42 / ☆☆☆☆☆
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