2024.09.14
ルックバック
『チェンソーマン』の作者・藤本タツキの読み切り漫画の映画化。 小学生の藤野は皆から絵が上手いと言われていて、学年新聞の4コマ漫画を担当していた。 あるとき、隣のクラスの不登校生徒・京本も4コマ漫画を描きたいと名乗りをあげ、2つ並んで掲載されるように。 京本のほうが画力が高く、自信をなくした藤野は漫画を描くのをやめてしまった。 しかし、京本の家に卒業証書を届けることになった藤野は、京本と会って自分のファンであることを告げられる。 一部界隈で絶賛ということで気になったので見に行った。 絶賛ってほどに感じられなかったのは、自分がさほど藤本タツキのことを知らず、クリエーターでもないからだろう。 やっぱり小学校、中学校の頃に力を入れたものって、芽が出ると強いよな。 自分もその頃は絵を描いたり工作したりするのが大好きだったから、それを続けていれば...と思わなくもないが、 それだけのエネルギーがなかったのが自分の最大の欠点だし、 エネルギーがないのだから、やめたのは正解だったのだろうとも思う。 そして仮に今エネルギーが沸いたのであれば、今から始めれば20年続けたとして65歳なわけで、 まだギリギリ体が動く年齢かもしれないわけなので、やりたいと心から思うのであればやればいい。 つまり、エネルギーがないのが自分の欠点であるということには変わりない。 もし自分が4コマ漫画を京本に渡さなかったら...と藤野が思い悩むシーンがあるが、 結局そうしなくたって起きることは起きるし、至るまでの過程には分岐点はたくさんあるので、 そんな1つの点でコントロールできるものではない。 過去をどうすればよかったかじゃなくて、今どう動くか。 ってことはわかっちゃいるけど、エネルギーがないのはどうすればいいのだろうか。 https://lookback-anime.com/