モンセラット
朝8時くらい、まだ薄暗い中、モンセラットに向けて出発。
モンセラットは、バルセロナから北西に50kmほどのところにあるキリスト教の聖地だ。
のこぎり山とか奇岩とか、私が好きそうな風景がありそうだったので、行きたかったのだ。
公園のところのクリスマス・マーケットは昨日までだったようで、小屋を解体してた。
クリスマスイブには準備万端になってるべきということか。
Espanya 駅までメトロで行き、そこでカタルーニャ鉄道に乗り換え。
メトロでもRENFEでもないオレンジの標識が目印っぽい。
オレンジの券売機で、Montserrat を選択すると次は Railway か Cable の選択。
Railway を選択したら片道か往復か、子供か大人か選択して終わり。
つまづくことなくあっさり買えてよかった。
おそらくこれでいいのだろう。
ホームには 8:36発の電車がいたので、乗り込む。
眠いけど、寝ないように頑張る。
外気温が電光掲示板に表示されていたのだが、進むごとに下がる。
到着したときには1℃くらいになってた。
ロープウェイへの乗り継ぎの駅では降りる人がいなかった。
登山列車への乗り継ぎはたくさんいた。
外はだいぶ曇っていて、ちょっと残念。
でも登山列車では窓からの景色が、雲海みたいでかっこよかった。
これはこれでアリだな。
到着したら、岩肌に圧倒された。
インフォメーションで地図をもらい、教会に行ってみる。
ホテルやお土産屋さん、食堂などが一通りあるだけの小さい集落で、10分ほどで全体を歩けるサイズ。
教会(BASILICA)は一番奥にあって、一番大きい。
教会の前では中国人の集団が集合写真で変なポーズして騒いでた。
神聖な場所でも、どこでも変わらないな。
教会の横で、ロウソクに火を灯して、お供えする場所っぽいのがあったので、やってみた。
短いほうのロウソクが1.8ユーロ。
大きいロウソクの火を、小さいロウソクに分けて、それを使って点火する。
どうしたらいいのかわからないけど、しばらく眺めていた。
そして教会に入る。
大きくてキレイなところだった。
黒いマリア像が有名っぽくて、入口は閉まってたのにどうやって入ったのかわからないけど、
観光客が上の祭壇に上がってお祈りをしてる様子がよく見えた。
10時半で一度教会への立ち入りを制限してたので、見学をおしまいにした。
次は山の上に向かうケーブルカー。
距離はそんなにないが、歩くと1時間くらいということで、時間短縮。
降りたところの展望台からの眺めがいい。
Sant Joan まで歩いてみる。
15分ほどで、岩肌に作られた塀のような物と、その近くの建物に到着。
カッパドキアのように隠れて生活していたのか、信仰の場だけがこういうところなのか。
奇岩も遠くに見え、散策するのが楽しかった。
またケーブルカーで下に戻り、12時過ぎだったのでランチ。
カフェテリアでクロワッサン、コーヒー、ケーキ。
食べ終わったら、13時10分前くらいで狙い通り。
教会の少年合唱団の歌が13時からということで、聞きに行ってみる。
すでに席はいっぱいになっていて、皆さん授業参観のように身を乗り出していた。
13時になって少年たちが入場したら、みんな写真を撮りまくり。
おそらくキリスト教なんじゃないかな~と思う人も、写真撮りまくり。
よその宗教の人が邪魔をしてるというわけではなさそう。
完全に見せ物にされてるのが、ちょっと可哀想。
2曲目になって、座ってた人はみんな立ち上がった。
私は席がなかったので元々後ろに立ってたんだけど、何のタイミングだったのかわからない。
あれがわかるってのは、やっぱりキリスト教の人が多いんだろうな。
そーっと抜け出して、次は Santa Cova まで40分と書かれていたので、歩いてみる。
こっちもケーブルカーがあるけど、お昼を食べ過ぎたので運動だ。
途中にあるケーブルカーの駅くらいから、キリスト教のモニュメントが点々と現れた。
景色がだいぶ暗くなっちゃってたので、見るものがあってよかった。
Santa Cova の教会まで辿り着いて、内部を見学して、おしまい。
帰り道の最後の登りがキツかった。
さぁ帰ろうと駅で次の電車の時間を見たら、ちょうどぴったりの時間。
慌てて改札を通って階段を下りた。
が、電車は目の前で行ってしまった!!
しかも次の電車は30分後・・・。
駅員さんもいないし、一回出たら切符が使えなくなるだろうから、出るのは諦めた。
何もない駅なので、ガイドブックを読んで時間を潰す。
寒かったので、ようやく来た電車に乗って暖まりながら、出発を待ってたら、
バルセロナまで乗り継ぐ人は次の電車を待てということで降ろされる。
結局1時間も待って、ようやくバルセロナへ帰る電車に乗ることができた。
そうして時間が過ぎていき、乗り継ぎ駅。
ここからは1時間乗りっぱなしなので、座りたい。
次のホームへと急いで歩いてるうちに、私が先頭になってた。
ホームが合ってることを確認して、おそらく電車が止まるであろう位置で待つ。
後ろを振り返ったら大集団がいたので、ちょっとビックリ。
まぁホームを間違えてたって、私のせいではないが。
5分ほどホームで待っていたが、寒くて風邪を引きそうだった。
最後の登りで汗をかいてしまったのが失敗。
無事に座ることができたので、あとは風邪をひかないことを願う。
日本以外の電車では寝てはいけないとわかっていたけど、運動した後だし、眠い。
周りを見ても、ほとんどの人が寝ていた。
しばらく駅がなくて人の乗り降りはないので、荷物を押さえながら少し寝る。
少し体力は回復した気がしたけど、やっぱり寒い。
Espanya駅に戻ってきて、メトロを乗り継いで、ホテルに直行。
ちょうどフロントにスタッフさんがいたので、明日のタクシーを予約した。
やっぱり早朝に地下鉄とかは危険かもしれないし、これで安心かな。
あんまりお腹は空いてなかったけど、身体を暖めるために肉を食べようと思い、夕食にケンタッキー。
クリスマスイブだということをすっかり忘れていたけど、全く混んでなかった。
さすがにクリスマスにチキンという発想は日本独自か。
途中で、ホームパーティーっぽい袋をたくさん持った韓国人っぽい女の子の集団が、
チキンバーレルを何個か買って帰ってったので、韓国もチキンなのかな。
満腹になって帰ってきた。
明日は朝早いので、いつも通り早く寝ようと思う。
それにしても、クリスマス感が全然ないなぁ。
それでいいんだけどね^^
RENFE チケット準備
最後にセビリアからバルセロナに行く列車のチケット、
ネット予約したものの、PDFをプリントアウトしなきゃーって頭から離れずに不安だった。
ネットカフェとか全然見かけないし。
早く起きてしまったので再調査。
そもそも処理をPCで行っていたし、
PassWallet、PassBook等のアプリをスマホに入れてなかったので、
スマホでチェックインするという選択肢がありながらも、選べないでいたのだ。
結論から言えば、その形式でダウンロードしておけば、あとでアプリを入れてから取り込めばよい。
スマホ形式を選択したら、Emailと名前を入力して送信ボタンを押せば送られてくる。
英語を選択してるのに、ここらへんだけスペイン語のまま切り替わってなくて手間取った。
そうなんだけど、ユーザー登録をしていなかったので、
もう一度チケットを送ったりする画面へたどり着けずに諦めていた。
結論から言えば、RENFEのトップページにある「+Services」を選べば、
「My Journeys / Print」というメニューが出てきて、予約情報を入れれば開ける。
で、そこに辿りつくまでに得た情報としては、
どうやら予約番号(Localizador)さえ控えてあれば、駅にあるAuto-Checkingの機械で発券できるらしい。
なんだ、いろいろと選択肢があるじゃないか。
とりあえずスマホで表示できるようになったので、安心かな。
バッテリーに気をつけないとね。
ガウディ
今日はガウディの建築を見る日。
続いては、昨日諦めたカサ・ミラ、カサ・バトリョを見に行く。
今度こそ間違えないようにと、近くまで地下鉄で行ってみる。
問題なのは地下鉄から出てから、どっちの方角に進めばいいか。
やっぱり1回間違えて、現在地が書いてある看板を見つけて、やっと自分の居場所がわかった。
地球の歩き方の地図には、何も役に立つ目印が書いてなくて困る。
カサ・ミラは Casa Mila とは書いてなくて、La Pedrera という名前で書かれていた。
入場料は 16.5ユーロということでだいぶ高いが、維持費だろうからしょうがない。
エレベータで屋上に行き、波打ったような屋上と不思議なオブジェを見学。
その下の階は、天井を支えるためにアーチ状の柱がたくさんあって、
ガウディの建築についての資料や模型が展示してあった。
ちょっと見学できる箇所が少なかったなーという印象。
そして、次の目的地カサ・バトリョまでは一本道なので安心したところで、
ちょっと遅いランチを、カフェにて。
カウンターでパンとコーヒーを注文して、そのままカウンターで食べてみる。
だいぶドキドキだったけど、ちゃんと食べられてよかった。
次は、カサ・バトリョ。
こちらは 20.35ユーロとさらに高いが、妥当な値段と思える濃い内容だった。
チケットを買う行列にいるとき、日本人のおっさんに、20ユーロの価値あると思います?と聞かれて、
まぁ維持費ですからねぇと答えたけど、それ以上にちゃんと得るものはあったと思う。
というのも、オーディオガイドが料金に含まれてたので、内容がよくわかったからかもしれない。
日本語のもあったので、日本語のを借りた。
ヘッドフォンじゃなくて電話型だったので、ずっと耳に当ててるのが疲れたけど。
曲線で自然をモチーフにしてるのはガウディの特徴だけど、
ここは海をイメージしているらしく、曲線の度合いも強くて、楽しい空間だった。
青を基調とした吹き抜けもキレイだったし、こういう家なら欲しいって思う。
見て良かったと思える建物。
ここまで見終わって15時ぐらい。
次は、グエル公園。
ちょっと離れているので、地下鉄で数駅ほど移動。
駅を出てからずっと、Park Guell の看板があったので、全く迷うことなく地図を見ずに行けた。
徒歩15分くらいかかるけど、今までで一番親切な場所だ。
看板に従い、丘の上に登っていってチケット売り場。
8ユーロって書いてあったので、払って中に入る。
後でわかったが、チケットを買わなくても、公園自体には入れる。
見どころはモニュメントゾーンとなって区切られていて、そこに入るのにチケットが必要なのだ。
チケットも時間制になっていて、入場できる時間帯がチケットに印字されている。
なぜか買った直後に入場しようとしたのに、既に時間切れになっていて、
入場口でチケットチェックしてるお姉さんが、これはおかしいって困ってたけど。
お土産屋さんでよく見かけたトカゲのオブジェなどはここで見ることができるもののようだ。
1200円はだいぶ高いけど、やっぱり維持費なので仕方ないと思うことにする。
夕方っぽい空になってきたところで、見学はおしまい。
また地下鉄でサグラダ・ファミリア駅まで戻ってきて、夕食を探す。
都会で一人でレストランに入るのが苦手なので、難関。
マックもケンタも見つけたから、いざとなったらそこでいいやと思いつつ、
サグラダ・ファミリア周辺を歩き回る。
これを食べたいというものが思い浮かばなかったので、
サグラダ・ファミリアの横らへんで見つけた食べ放題の店にした。
サラダもフルーツもパエリアもピザも食べることができたし、大満足である。
ガウディを堪能できて、良い日だった。
見る前よりも、好きになった。
サグラダ・ファミリア
今回の旅の一番の目的であるサグラダ・ファミリアに行ってきた!
チケットは事前にWebで買っておいて大正解。
9時オープンなので、8時半にホテルを出て35分くらいに到着したが、
当日チケットのほうは既に20人くらい並んでた。
(昼には何百人か並んでたように見えたので、20人なんてかわいいもんだが・・・)
受難のファサード(南東側)の門のところで Booked Ticket の看板の前に4人並んでたので、
プリントアウトしたチケットを見せて、これはここ?って聞いたら、そうらしいので並ぶ。
9時ちょうどにオープン。
9:15 に Torre Passio に登る予約をしてあったので、早速エレベータを探す。
入ってすぐのところにあったので、時間前だけどチケットを見せてみたらOKだった。
バックパックはコインロッカーに預けないといけないらしく、軽装で行って大正解。
ちなみに、最初のエレベータは見事に日本人だけだった・・・
下りは階段で、途中途中の窓やベランダ(?)から装飾を見るのが楽しい。
いきなり塔の上から、外壁の装飾や、作り途中の場所などを見学。
装飾の像も近くで見るとなかなか大きくて迫力がある。
ロボットっぽい直線的な像が多くて、ちょっと意外。
ベランダにはいちおう鉄柵があるんだけど、ちょっとクラっとする怖さ。
高所恐怖症になってしまったのか、古い建物なので信頼感が薄いのか、わからない。
螺旋階段をぐるぐる回って降りるので、目が回りそうになると、休憩して写真を撮ったり。
一番下まで降りると、そこは教会。
メインの場所だ。
太い柱が形を変えながら天井まで伸びていき、まるで樹木のように枝分かれして天井を支える。
圧倒的なカッコ良さ。
建物というより芸術だし、教会というより近未来の映画の世界のような、不思議な感覚。
植物をモチーフにした曲線的な建築物。
確かにそうなんだけど、絵画じゃなくて石でできてる建物だというのが不思議。
イスタンブールのアヤソフィアでは巨大な建物なのに柱がないという大空間に感動したけど、
こっちはそれとは違って、繊細さと絵画のような形状から来る感動だった。
地下には博物館のようなものがあり、柱の形状の解説、模型、工房の様子など。
幾何学的な設計や、どう着想を得たのかなど、興味深いものが多かった。
教会を反対側に抜けると、生誕のファサード。
こちらは直線的な像はいなくて、正統派と言ったら変だけど、イメージ通りのキリスト教の像。
こっち側が映像などでよく見るほうかな。
一回だけじゃ物足りなくて、最後にもう一回教会に入ってゆっくり。
結局、3時間弱で見学おしまい。
いやー、楽しかった!
バルセロナ着
14時前くらいにバルセロナ空港に到着し、そこから電車でホテルまで向かう。
空港第2ターミナルと駅がつながっているのだが、そこまでに迷ってしまった。
ターミナル間を移動するシャトルバスを教えてもらう。
駅の方向を教えてもらい、切符の買い方を教えてもらい、改札の通り方を教えてもらい。
Aeroport駅からSants駅までがRenfeというJRみたいなもので3.8ユーロ。
列車内でクリスマスの音楽を奏でる楽隊がいた。
チップ目的で練り歩いてたけど、観光客はほぼ無視しておしゃべりしてたのが切ない。
Sants Estacio駅からSagrada Familia駅が地下鉄5号線で2ユーロ。
スリに気をつけようと警戒してたけど、さほど混んでなかったせいか、危険な雰囲気はなかった。
どちらも車内に行き先案内もあるし、わかりやすい。
駅から地上に出たら、目の前にサグラダファミリアがあってビックリした。
もうちょっと遠くにそびえているイメージだったので、近すぎてよくわからんレベル。
そこから2ブロックくらい歩いたところに、予約したホテルがある。
15時半という約束になっていたけど、到着したのは16時過ぎだった。
入口は小さくて目立たないんだけど、中はとってもキレイ。
シャワーやトイレがガラスの壁なことには最近はもう驚かないけど、
室内がフローリングなことにビックリした。
荷物を置いて、17時くらい。
まだ外は暗くなってなかったので、夕食前にカサ・ミラとかガウディの建築を見ようと散歩に出かける。
しかし、スタートで道を思いっきり間違えて、90度ずれていたので、何もなく。
気付いてから立て直そうと思ったけど、暗くなってきたので今日はおしまい。
レストランで夕食とビール。
サグラダファミリアの近くでクリスマス・マーケットをやっていたので、ぐるっと散歩。
やっぱりヨーロッパのクリスマスと日本のクリスマスは全然違うもんだな。
今日歩いてた範囲だと、そんなにクリスマスっぽい浮かれた雰囲気はなかったな。
夜は、来週マドリードに向かうときのAVEという新幹線みたいなやつのネット予約を頑張る。
ネットだとだいぶ安くなっているというのと、時期的に売り切れるかも?というのが不安になったので。
とりあえずPDFのチケットをGETしたので、あとはこれをプリントアウトしなきゃ。
俺はまだ本気出してないだけ
42歳になって会社を辞め、何もすることがなくて漫画家を目指すことにしたシズオ。
父には反対されるが、娘は半ば諦めつつも応援してくれる。
そんなシズオの奮闘に、友だちのミヤタやイチノサワ君が影響されていく。
まだ本気出してないだけ、って言ってる人は、永遠に本気出さないんだろうなって思う。
だけど、ここまでポジティブシンキングなのは、見ていて気持ちいいし、
影響されてしまうのもわかる。
嫌々会社員をするのが良い人生なのか?
自分のやりたいことやって周りに迷惑かけるのが良い人生なのか?
考えてしまうけど、やりたいことやって成功する奴が一番なのは言うまでもない。
自分と照らし合わせて考えちゃうね。
謎解きはディナーのあとで
原作も読んでないし、テレビドラマも見てないけど、
キャラクターの紹介がちゃんと入っていたので、置いてけぼりにならずに楽しめた。
推理がだいぶぶっ飛んでるけど、おもしろい。
華麗なるギャツビー
ニューヨークの郊外で、毎週のように豪華絢爛なパーティーが開かれる屋敷があった。
しかし、参加者は誰も招待されずに勝手に参加していて、主催者ギャツビーを知る者はいなかった。
その屋敷の隣に住むことになったニックは、ギャツビーと友だちになり、彼の素性を知ることになる。
結局ギャツビーが何者だったのか詳細は語られてなかった気がするが、寝てただけか?
ニックの回想で進められていくので、なんともふんわりとした不思議な話。
ギャツビーが女性を振り向かせるためだけに全てを仕込んでいたというのが・・・
その根性というか執念が凄いなという1点か。
ローンレンジャー
先住民と検事が悪と戦う、みたいなことはわかったけど、
ストーリーがいまいちわからなかった。
列車に上での戦いとか、ディズニーのアトラクションになるのかなぁ…と思わずにいられない。
カタール航空
まずは成田からドーハまで12時間の移動。
前の座席の人が、思いっきりシートを倒してきて狭い。
映画を見ていたが、5分くらい毎にノイズになってしまって聞こえない。
30秒くらいで無音になり、さらに10秒くらい待つと直る。
映画を観るには致命傷。
1つだけ見て、あとはずっと寝てた。
まぁ夜中だしね。
ドーハに朝の4時半に着いたが、あと3時間ほどヒマ。