マドリード終わり
アトーチャ駅から RENFE で、空港第4ターミナルまで行けるらしい。
近郊線の RENFE はまだ乗ったことがないので、少し早目に行かなきゃ。
15時の飛行機なので、11時くらいに出れば充分だろう。
それまで特にやることもないので、9時を過ぎたら駅のショップでカバンを見てくる。
今日が大晦日であるということは、Facebook 等で見て気付くレベル。
こっちでも 12/31 は休館のところが多いので、クリスマスのときのように店は閉まってるのかな。
まずは荷物を持たずに、駅に買い物に行く。
駅は空港行きの電車があることが、たくさん書いてあってわかりやすそう。
結局カバンを買ってしまい、ホテルに戻って再度パッキング。
ちょっと早いけど、10時頃にチェックアウト。
乗り継ぎのドーハで、ドーハ時間の年越し予定。
続・美術館巡り
気になってて行ってないのは、ピカソのゲルニカがあるソフィア王妃芸術センターのみ。
MUSEO NACIONAL CENTRO DE ARTE REINA SOFIA
なぜか外の看板に日本語が併記してあったのは、あまりに日本語が違いすぎるからか。
19・20世紀の芸術が中心で、ピカソやダリの絵もある。
1階はあまりに現代アートすぎて、意味がわからないものがほとんどだった。
2階と4階が常設展になっている。
ダリの溶けてる絵シリーズの部屋があったりしたけど、
それ以外の作品もいろんな場所にあって、全然作風が違うから作者名を見て、おぉそうだったのかと。
ピカソのゲルニカは、訴えかけるものが強くて、他の作品とは一線を画している。
他の作品は、素直な感想としては、おぉと思うものは特になく。
何を伝えたいんだろうなーと推測するも、わからない、というものがほとんど。
もし生まれ変わって芸術家になるとしたら、写真が普及する前の時代がいいな。
昔はこんなに抽象度が高いことが評価されなかっただろうに、
今は写実的だと写真には負けるし、難しい時代だ。
くだらんことを考えながら、外に出ると18時を過ぎていて暗い。
スペイン最後の夜だから、ファストフードじゃないものを・・・と思ったけど、難しい。
この時間に夕食を食べるのって、子どもとお年寄りだけなんだろうか。
子どもとお年寄りで繁盛しているレストランで、ビールとポテト・サラダ・ステーキ盛り合わせ。
隣のテーブルの子どもが、ものすごい羨ましそうに見てきて、ちょっと困った。
けっこうな量だったが、ランチを食べてなかったからギリギリ食べきれた。
ファストフードと比べてどっちが健康的かというと難しいところ。
明日の食事は、時間的にもカフェだけだろうから、気楽だ。
トレド
日帰りでトレドに行ってきた。
古都トレドはマドリードの前に政治や経済の中心だったらしい。
そして、画家エル・グレコがギリシャから移住して活動していた拠点でもある。
でも、エル・グレコ博物館は月曜休館らしくて残念。
9:20 の電車を予約してあったので、8時頃に駅に向かう。
時間を余らせたのは、駅で朝ごはんを食べるため。
電光掲示板を確認しても、まだプラットフォームも決まってないので、ゆっくり朝食。
カフェって、メニューから選ぶと、あんまり種類がないのかもしれない。
メニューにコーヒーとか定番のものは書いてない気がする。
私の定番であるカフェ・コン・レチェに、トースターデを頼んで、ドス・シンクエンタだった。
覚えた単語だけですっきり通った。
でも、注文を受けてくれたお姉さんが、パンをトースターにかけたまま、どっかいなくなってしまった。
別の人をつかまえ、トーストを頼んだけどまだもらってないと、ほぼジェスチャーで伝える。
予想通り、さっき入れたパンは黒焦げになってて、別のパンを焼いてくれた。
今度のトッピングは選ばせてもらって、トマトペーストじゃなくて、イチゴジャムとマーガリン。
こっちのほうが好きだわ。
9時を過ぎて、駅の店が開き始めた。
アトーチャ駅はかなり大きいからか、空港のようにいろんな店が入ってる。
雑貨屋で、イラスト風のカバンを見かけて欲しくなり、値段を見たら 26ユーロ。
とりあえず、まだトレドに向かう前なので、買わなかった。
(あとでネットで検索したら日本でも似たのは買えるが使い勝手が微妙かも?)
もう一度確認したら、プラットフォームが決まってたので、荷物検査へ向かう。
ホームが2階に分かれてるが、検査口の前でチケットを確認してる人に聞いたら合ってた。
荷物検査をして、ホームの入り口でチケットをチェック。
車両番号と座席番号を確認して、座る。
日本人がけっこう多い気がする。
30分ほどでトレド駅に到着。
駅で地図を売ってたので、2ユーロで買ってしまう。
町の広場まで辿り着ければもらえたみたいだけど、不安解消のためだ。
今日の目標は、カテドラルと、トレドの全景。
ここは三方を河に囲まれてるので、その風景が良さそうなのだ。
かなりマドリードよりも寒かったと思う。
手はすぐにかじかむし、霜が降りてて、地面は凍ってる。
遠景はきっと昼くらいのほうがキレイに見えるだろうと思って、まずはカテドラル。
町は道がくねくねしていて、わかりにくい。
ちょっと迷って、カテドラルに到着し、向かいのショップでチケットを買う。
音声ガイドも料金に含まれていたが、日本語がないので、英語を借りる。
カテドラルに入ったら、やっぱり大きい。
でも、どこかで見たような・・・と思ってしまったのも事実。
さすがに、さほど代わり映えのするものでもないか。
音声ガイドを聞き流しながら、ゆっくり見学。
左とか右とか言ってるけど、どっちの方向の説明をしてるのかわからなかったし・・・。
カテドラルを出たら、もう12時近くになっていて、思ったより時間が経っていた。
次は、パラドールに行って、そこから町を見下ろしたい。
バス乗り場に行くと、目的の 71番バスは 40分後という表示。
20分くらい散歩して戻ってきたら、33分後という表示。
なんかおかしいなーと思って、インフォメーションでパラドールに行きたいと言ってみる。
やっぱりバスを勧められ、毎時45分発だと教えてくれた。
10分前くらいからバス停で待ってみた。
時々、時間の表示が狂うみたいで、それを無視すれば良いようだった。
ちゃんと時間どおりにバスはやってきた。
1.40ユーロ。
バスの窓が汚れてて残念だったが、途中の景色が良くて、来て正解だと思った。
写真を撮りたいな~って思ってたら、バスが停車。
どうやら 10分ほどで着いたようだ。
運転手さんが、ここがパラドールだよ、降りたらあっちの道だよって教えてくれた。
道路を渡って、少し坂を登ったら、パラドールがあった。
パラドールに行くまでの道も景色が良い。
景色がよく見えるところにカフェがある。
コーヒーを外で飲みたいという注文をしたので、景色目当てだとわかるだろう。
コーヒーを飲み、外に出て写真を撮ったりして大満足。
高級ホテルのカフェだから、コーヒーも5ユーロくらいするのかとビビってたが、2ユーロ弱だった。
さて帰ろうと思ったが、バス停がわからない。
そもそも降ろしてもらった場所が、バス停じゃない気がする。
少し周辺を歩いてみたけど、さすがに車で10分の距離なので、歩いて帰るのは厳しそう。
諦めて、ホテルにいたタクシーに、地図を見せてこの辺に行きたいってお願いして帰ってきた。
4.85ユーロということで、思ったよりかからなくてよかった。
帰りの電車まで1時間ちょっとあったので、あとは景色を見て回る。
バスから城壁のようなのが見えて、いいな~と思ってたので、そういうところを見たり。
あとは電車の時間に合わせて駅に戻るだけだ!と歩いてたら、顔に何か落ちてきた。
触ったら、緑の固形と白い液体が混ざったモノ・・・。
ショーック!
運がついてラッキーなんて気分でもなく、慌ててティッシュでキレイに拭く。
幸い痕もニオイも残らなかったけど、ショック。
あとはマザパンというお菓子が気になってたので、小さい箱で購入。
お土産か自分で食べるかは、賞味期限次第かな。
15時過ぎくらいに駅に戻る。
ホームに行ったら荷物検査の大行列。
けっこう皆さん早くから準備するのねと感心。
やっぱり電車で30分という距離は近くていいね。
あっさりとマドリードに戻ってきてしまった。