セビリアへ移動
昨日は眠くて早く寝てしまい、一度起きたらまだ0時。
外で大きな声でしゃべってる人がいて、何度も目を覚ましてしまう。
何回か寝て、6時にもう眠れなくて起きた。
途切れ途切れだけど、9時間睡眠。
昨日ダルかったので風邪だったらヤダなぁと思ってたが、大丈夫だった。
セビリアの天気予報は雨。
今日は移動して散歩するくらいの予定なので、雨でもいいや。
セビリア行きの電車は1日4本だけ。
11時くらいのに乗れればいいので、9時頃まで部屋でまったり。
とはいえ、部屋にいても何もすることがない。
チェックアウトして、バスで駅に向かう。
ほとんどのバスが駅の前近くに止まるとわかり、ホテルのすぐ前から乗車。
1.20ユーロを先払い。
降りるときはボタンで知らせるっぽいが、次のバス停が何なのかアナウンスはない。
外を眺めて、降りる予定の1つ前のバス停である Constitucion 2を待つ。
もしかしてこれなのか?という、似てるけどちょっと違う名前のバス停を通る。
その次のバス停で、名前の最後に RENFE と入ってたので、これだ!と思って降りてみる。
やっぱり目的のバス停だったようで、そこからは迷わず駅に到着。
無事にセビリア行きの切符を買うことができた。29ユーロ。
順調に行き過ぎて2時間くらい余ったので、カフェで朝ごはん。
チーズトーストに見えたので頼んだのだが、中にハムやホワイトソースがサンドされていた。
豪勢な朝食になってしまった^^
まだ時間があるので駅の周りを散歩したが、特に何もない。
座ってガイドブックを読んだり、ホームを眺めて座ったりして過ごす。
わりと近くに雪山も見えるし、空気はひんやりとして涼しい。
でも日差しが強くて、日に当たってるところが熱い。
時間の5分前くらいに電車が到着。
3両しかないが、降りる人もたくさん、乗る人もたくさん。
チケットに Coche 1 と書かれていたので、1と表示されていた車両に乗る。
席も決まっていて45番だったのだが、45v|46pという表示。
v, p の意味がわからなかったが、きっと窓側・通路側だろう。
どっちがどっちかわからないけど、幸い隣は空席のようなので、窓側に座る。
検札の人にも何も言われなかったし、このままでいいのかな。
グラナダ駅でも遠くに黒い雲が見えていたが、やっぱり少し進んだら曇り。
天気予報どおりなのかな。
セビリアまでは3時間ちょっとかかり、することがないのでヒマ。
外の景色はずっと変わらず、曇り空にオリーブ畑。
15分くらい遅れて、セビリアに到着。
セビリア駅はグラナダ駅とは比べ物にならないくらい、かなり大きな駅だった。
マドリードに行くときもここから出発になる。
バス停が駐車場の端っこで、見つけにくかったが、無事に32番のバスに乗車。
途中で予約したホテルを見かけたので、降りるボタンを押す。
少し歩いて戻って、すんなりホテルに到着。
チェックインしたけど、最初の部屋では洗面所の電気がつかず、部屋を交換。
そしたら広い部屋になったけど、ちょっとタバコ臭かったのでファブリーズ噴射しまくり。
持ってきといて良かった。
セビリアで一番の見どころと思われるカテドラルが17時まで開いてるので、急いで行ってみた。
地図を見て最短経路を選んだつもりが、迷路のような道で不安。
でも間違えることなく到着できてラッキー。
ガイドブック的には、スペインで一番大きく、ヨーロッパでも3番目に大きいらしい。
確かにすごい大きいんだけど、中は絵画や彫刻がたくさんありすぎて、雑然とした印象。
でも、天井が高くて、上の方のステンドグラスがキレイ。
塔にも上ることができるのだが、17度の傾斜の坂道を34個分なのでなかなか疲れた。
このとき既に16時半だったので皆さんけっこう急いで上ってた。
ベビーカーを押して上ってる人もいてスゴい。
上は大混雑だったが、四方をきれいに見渡せてよかった。
やっぱり晴れてたらな・・・という気持ちがあったのは確かだが^^;
降りてきて、庭園を見ておしまい。
そういえばお昼を食べてないし、お腹が空いたので、食べ物を探す。
パエリアと飲み物のセットで9ユーロって看板を出してるところに入ってみた。
そしたら、パエリアは売り切れと言われてやめた。
無いなら看板出すなよ!と思ったが、1人分だから無いって言ったのかもなーとしょんぼり。
パエリアってだいたい2人前からだったりするしね。
入れそうなところを探すが、一人で入りやすい店もなく、疲れてきた。
セビリアの街もかなり都会で、人が多すぎて、やっぱり渋谷のような印象。
観光地でありつつも、ただの都会でもある。
ホテルまで戻ってきてしまったけど、まだ食べてないし・・・とさらに歩いてたら、道に迷った。
もうすっごい悲しい気分。
だんだん人が多くなってきたので、人が来る方向に進んだら、知ってる場所に出てきてホッとした。
でも、完全に予想外の場所で、すごい迷い方したんだなと不思議。
もう夕食っぽくなくていいや、と、その近くにあったカフェで、コーヒーとチュロス。
カフェは慣れてきたんだけど、ちゃんとした食事はまだまだ難しい。
支払いはスペイン語で言われ、また後半がわからず。
洗剤をつけた指でカウンターに 2.50 って書いてくれた。
dos cincuenta と言われてたらしく、dos しかわかってなかった。
お腹は少し満たされて、いったん気持ちを立て直すためにホテルに戻ってきた。
暗くなった19時ごろ、再度出発。
信号で待ってたら、おばあさんが腕を貸してくれということで、横断歩道を一緒に渡る。
渡り終わったらもういいのか、去ってしまったけど、なんだか良い事をした気分。
ちょっと下がってた気分が、ほっこりと暖まった。
パラパラと雨が降ってきた。
テラス席からは人がいなくなって、ますます屋内が混む。
引き返してくる途中で、空席の多いパスタとピザの店を発見。
そこでパスタを食べることができた!
いやー、これだけで嬉しいもんで。
最初は空席が多かったけど、私が食べてる間に満席になってた。
満足して、水を買って、ホテルに戻る。
明日は何しよう。
今日セビリアをいろいろ見る予定が1ヶ所しか見てないので、明日も散策するか、
セビリアが思ったより都会で心が休まらないので、近郊に出かけるか。
アルハンブラ
今日は一日、アルハンブラ宮殿しか予定がない日。
結局昨日チケットを発券できなかったので、早めに行ってみる。
8時半オープンのところ、8時ごろに到着。
すでに50人くらい並んでたので、列の後ろについてみたが、
途中でこれが当日券を買うための列だということに気付いて離脱。
チケット発券だけのほうは全く列ができてなかった。
クレジットカードを見せて、すぐにチケットに替えてもらえた。
朝食がまだだったので、入口横にあるカフェでパンとコーヒー。
食べ終わってから入場して、8時半くらいかな。
思いのほか早く入場できてしまったので、確実に時間が余る。
ナスル朝宮殿は12時で予約したため、12時にならないとの入場ができないのだ。
ゆっくり見てまわる。
Alcazaba という軍事要塞のところでは、チケットをチェックしていた。
天気がまだ曇っていたので、一度しか入れないとわかっていたら、後回しにしたのだが、
この時はそれを知らずに入場してしまった。
けどやっぱり、雲の合間から光が射してるのも、それなりにカッコ良かったので良しとする。
家々の壁は白で統一してあるのか、なかなかの景色だった。
この先はもうナスル朝宮殿のエリアになってしまうため、戻る。
戻る途中でもチケットチェックをしていて、こっちは戻るときだけチェックしてるっぽく、
再入場のときはチェックされなかったので良かったが、いずれにせよ要確認だったな。
一度入口のほうまで戻って、Generalife という別荘エリアに先に行く。
樹木を角刈りに整えてある庭や、水路や噴水などがあり、優雅な雰囲気ではある。
まだ曇っていて、寒々しいのが残念だったが、夏に見たらキレイだろう。
こちらでもゆっくり歩いて、また入口近くに戻る。
まだ10時くらいで、2時間くらい余ってる。
またさっきの場所へと戻り、10時オープンの美術館・博物館へ行く。
有料だと思っていたが、一部の展示は無料なようで、そこをゆーっくり見学。
タイルの紋様やアラビア文字の書物など、アラビア文化が濃い。
出たときにまだ11時半だったが、試しにナスル朝宮殿の入場の列に並んでみた。
順番が来たときにはまだ12時前だったので、入場を断られた。
晴れて青空になっていたので、もう一度 Alcazabaに入ろうとしたけど、
チケットチェックでエラーになり、1人1回だけみたいなことを言われて、終わり。
お腹が空いてたし、カフェのカウンターでランチ。
チョコパンとコーヒー。
食べ終わって、少しお土産物屋さんで時間を潰して、ちょうど12時だったので列に並んだ。
今度はすんなり中に入れてくれた。
寒い中、建物の前でだいぶ待たされたけど。
ナスル朝宮殿は、完全にアラビア文化の建物。
モロッコでも見たような、幾何学模様の大理石とタイルがたくさんだった。
こっちもゆっくり見ながら歩いて、13時過ぎに出た。
朝からもう5時間も歩いてるや。
今度はそのまま、昨日薦められた ALBAYZIN に行ってみる。
それがどこなのか地図を見てもよくわからなかったが、
アルハンブラ宮殿の横を流れる川沿いの道は、雰囲気が良かった。
このあたりがイスラム文化だなってことは見てわかる。
地図を見ながらアルバイシンと書かれた方向に曲がってみたが、展望台までたどり着けず。
モロッコのメディナのように、道がクネクネと迷うようにできている。
もう完全に歩き疲れていたので、戻ることにする。
展望台までは行けなかったが、アルハンブラ宮殿を見ることもできたし、良しとしよう。
14時を過ぎ、こっちの人たちにとってのランチタイム。
昨日とは違って、多くのレストランが客でごったがえしていた。
まだお腹が空いてなかったので、少しベンチで休憩した後、
明日行く予定の駅まで行ってみようと歩いてみる。
ホテルのパンフレットには5分って書いてあるのに、全然見つからない。
諦めて戻ってきたところで、ホテルのすぐ横の、バルがたくさんある通りを覗いてみる。
昨日は開いてる店がほとんどなかったのに、今日はすごい人だかり。
少し歩いたところで、日本語を話す陽気な店員さんに呼びとめられた。
ちょっと一杯ということで入ってみた。
ビールを頼んだら、タパスでイカのフリッターとサラダが一皿ついてきた。
確かにこれがあれば食事の代わりになるな。
一人でカウンターで飲み食いしていたが、場がもたず、おかわりしないで出てきた。
でもこれでたった2ユーロというのは安い。
もう歩きたくないくらい足が疲れていたので、一度ホテルに戻って休憩。
駅までは、地図上でどう見ても歩くのは遠そうだったので、バスでの行き方を調べてみた。
バス停の確認がてら、夕方の散歩に出てみる。
どっから出てきたんだ!?と思うくらい人が多くて、まるで渋谷のよう。
ちょっと大きめの公園では、屋台がたくさん出ていた。
お祭りなのか、いつもこうなのか、クリスマス休暇だからか、年末だからか、わからん。
明日の朝に食べようと、クッキーみたいなのを買って、荷物を置きにホテルに戻る。
さっきのバルは15時くらいだったので、また少しお腹が空いてきた。
でももう眠いので、20時に外に出て飲みながら食べる気力なんて残ってない。
もういいや、手持ちの食糧で済ませて終わりにしちゃおう。