2013.12.25

モンセラット

朝8時くらい、まだ薄暗い中、モンセラットに向けて出発。

20131222-spain-0318

モンセラットは、バルセロナから北西に50kmほどのところにあるキリスト教の聖地だ。
のこぎり山とか奇岩とか、私が好きそうな風景がありそうだったので、行きたかったのだ。

公園のところのクリスマス・マーケットは昨日までだったようで、小屋を解体してた。
クリスマスイブには準備万端になってるべきということか。

Espanya 駅までメトロで行き、そこでカタルーニャ鉄道に乗り換え。
メトロでもRENFEでもないオレンジの標識が目印っぽい。

オレンジの券売機で、Montserrat を選択すると次は Railway か Cable の選択。
Railway を選択したら片道か往復か、子供か大人か選択して終わり。

つまづくことなくあっさり買えてよかった。
おそらくこれでいいのだろう。

ホームには 8:36発の電車がいたので、乗り込む。
眠いけど、寝ないように頑張る。

20131222-spain-0319

外気温が電光掲示板に表示されていたのだが、進むごとに下がる。
到着したときには1℃くらいになってた。

ロープウェイへの乗り継ぎの駅では降りる人がいなかった。
登山列車への乗り継ぎはたくさんいた。

20131222-spain-0320

外はだいぶ曇っていて、ちょっと残念。

20131222-spain-0323

でも登山列車では窓からの景色が、雲海みたいでかっこよかった。
これはこれでアリだな。

20131222-spain-0329

到着したら、岩肌に圧倒された。

20131222-spain-0331

インフォメーションで地図をもらい、教会に行ってみる。
ホテルやお土産屋さん、食堂などが一通りあるだけの小さい集落で、10分ほどで全体を歩けるサイズ。

20131222-spain-0339

20131222-spain-0342

教会(BASILICA)は一番奥にあって、一番大きい。

20131222-spain-0347

教会の前では中国人の集団が集合写真で変なポーズして騒いでた。
神聖な場所でも、どこでも変わらないな。

教会の横で、ロウソクに火を灯して、お供えする場所っぽいのがあったので、やってみた。
短いほうのロウソクが1.8ユーロ。

大きいロウソクの火を、小さいロウソクに分けて、それを使って点火する。
どうしたらいいのかわからないけど、しばらく眺めていた。

20131222-spain-0353

そして教会に入る。
大きくてキレイなところだった。

黒いマリア像が有名っぽくて、入口は閉まってたのにどうやって入ったのかわからないけど、
観光客が上の祭壇に上がってお祈りをしてる様子がよく見えた。
10時半で一度教会への立ち入りを制限してたので、見学をおしまいにした。

20131222-spain-0360

次は山の上に向かうケーブルカー。
距離はそんなにないが、歩くと1時間くらいということで、時間短縮。

20131222-spain-0368

降りたところの展望台からの眺めがいい。

20131222-spain-0372

Sant Joan まで歩いてみる。

20131222-spain-0385

15分ほどで、岩肌に作られた塀のような物と、その近くの建物に到着。
カッパドキアのように隠れて生活していたのか、信仰の場だけがこういうところなのか。

20131222-spain-0400
 
20131222-spain-0402
 
20131222-spain-0411

奇岩も遠くに見え、散策するのが楽しかった。

またケーブルカーで下に戻り、12時過ぎだったのでランチ。
カフェテリアでクロワッサン、コーヒー、ケーキ。

20131222-spain-0424

食べ終わったら、13時10分前くらいで狙い通り。
教会の少年合唱団の歌が13時からということで、聞きに行ってみる。

20131222-spain-0426

すでに席はいっぱいになっていて、皆さん授業参観のように身を乗り出していた。
13時になって少年たちが入場したら、みんな写真を撮りまくり。

おそらくキリスト教なんじゃないかな~と思う人も、写真撮りまくり。
よその宗教の人が邪魔をしてるというわけではなさそう。
完全に見せ物にされてるのが、ちょっと可哀想。

2曲目になって、座ってた人はみんな立ち上がった。
私は席がなかったので元々後ろに立ってたんだけど、何のタイミングだったのかわからない。
あれがわかるってのは、やっぱりキリスト教の人が多いんだろうな。

そーっと抜け出して、次は Santa Cova まで40分と書かれていたので、歩いてみる。
こっちもケーブルカーがあるけど、お昼を食べ過ぎたので運動だ。

20131222-spain-0435

途中にあるケーブルカーの駅くらいから、キリスト教のモニュメントが点々と現れた。
景色がだいぶ暗くなっちゃってたので、見るものがあってよかった。

20131222-spain-0443
 
20131222-spain-0451

Santa Cova の教会まで辿り着いて、内部を見学して、おしまい。

20131222-spain-0456

帰り道の最後の登りがキツかった。

さぁ帰ろうと駅で次の電車の時間を見たら、ちょうどぴったりの時間。
慌てて改札を通って階段を下りた。

が、電車は目の前で行ってしまった!!

しかも次の電車は30分後・・・。

20131222-spain-0469

駅員さんもいないし、一回出たら切符が使えなくなるだろうから、出るのは諦めた。
何もない駅なので、ガイドブックを読んで時間を潰す。

寒かったので、ようやく来た電車に乗って暖まりながら、出発を待ってたら、
バルセロナまで乗り継ぐ人は次の電車を待てということで降ろされる。

結局1時間も待って、ようやくバルセロナへ帰る電車に乗ることができた。

そうして時間が過ぎていき、乗り継ぎ駅。
ここからは1時間乗りっぱなしなので、座りたい。

次のホームへと急いで歩いてるうちに、私が先頭になってた。
ホームが合ってることを確認して、おそらく電車が止まるであろう位置で待つ。

後ろを振り返ったら大集団がいたので、ちょっとビックリ。
まぁホームを間違えてたって、私のせいではないが。

5分ほどホームで待っていたが、寒くて風邪を引きそうだった。
最後の登りで汗をかいてしまったのが失敗。

無事に座ることができたので、あとは風邪をひかないことを願う。

日本以外の電車では寝てはいけないとわかっていたけど、運動した後だし、眠い。
周りを見ても、ほとんどの人が寝ていた。
しばらく駅がなくて人の乗り降りはないので、荷物を押さえながら少し寝る。

少し体力は回復した気がしたけど、やっぱり寒い。

Espanya駅に戻ってきて、メトロを乗り継いで、ホテルに直行。

20131222-spain-0471

ちょうどフロントにスタッフさんがいたので、明日のタクシーを予約した。
やっぱり早朝に地下鉄とかは危険かもしれないし、これで安心かな。

あんまりお腹は空いてなかったけど、身体を暖めるために肉を食べようと思い、夕食にケンタッキー。

20131222-spain-0475

クリスマスイブだということをすっかり忘れていたけど、全く混んでなかった。
さすがにクリスマスにチキンという発想は日本独自か。

途中で、ホームパーティーっぽい袋をたくさん持った韓国人っぽい女の子の集団が、
チキンバーレルを何個か買って帰ってったので、韓国もチキンなのかな。

満腹になって帰ってきた。
明日は朝早いので、いつも通り早く寝ようと思う。

20131222-spain-0476

それにしても、クリスマス感が全然ないなぁ。
それでいいんだけどね^^

20131222-spain-0478


2013.12.25, 03:40 / 2013.12: スペイン

2 Responses to “モンセラット”

  1. とみざわ より:

    旅人を容赦なくカモにするというのは、日本では考えられない
    感覚ですね。
    交通機関が危険だというのも同様。

    スペインは緯度的には本州くらいなのでしょうが、やはり地中海性気候という
    感じで多少は湿気があるのでしょうか?
    東京はもう、すさまじい乾燥状態で、のど飴が必須です。

    ワインでなく「肉で身体を温める」という発想が、合理的でいいですね。

    • mera より:

      日本人の宗教観が少しずれてるのは自覚してるつもりなので、こういった宗教がらみのところに行くと、宗教観を理解したくなります。
      宗教に限らず、日本人は平和ボケしてたり、ちょっとすれてるんですよね。
      宗教対立とか民族紛争とか、日本にもあったと思いますが、それを根っこに持ってる人は少ないでしょうし、私には全くないですし。

      緯度は本州くらいですかね。
      寒さは日本の半月前と同じくらいですかね。ダウン着てちょうどいいくらいで、けっこう寒いです。
      洗濯の乾き具合からすると、日本と同じくらい乾燥してると思いますよ。

      肉は即効性がある気がしてます。
      ワインは飲めないのでわかませんが、あんまりお酒で体が暖まるイメージはないですね。
      どちらかというと、居酒屋とかは部屋自体が暖かいという印象なのですが、こっちのレストランはあんまり暖かくないのです。