発信力
発信力 頭のいい人のサバイバル術
著: 樋口裕一
・ 発信力がなぜ大事か
・ 発信と受信と日本人の気質について
・ 発信する際の心構え
・ 文章の基本的な書き方
基本的なことが丁寧に書かれており、非常に読みやすい。
納得できる内容だったので、特に反論もない。
日本人は YES/NO の立場を明確にすることを苦手とする人が多いという。
1つの正解以外は全て不正解という教育を受けてきたので、間違いを恐れる気持ちが強い。
また、和を尊ぶために一人だけ外れた意見を言いたくない気持ちも強い。
これらが日本人だから仕方ないと諦めてしまう理由かもしれない。
しかし、表現の仕方を変えれば、和を崩さないよう配慮しつつ自分の意見を言うことができる。
そういった方法を例を挙げてわかりやすく説明してくれるので、実践しようという気になる。
謙虚であることは日本人の美徳だろうけれど、黙っていることや議論に参加しないことは違うのである。
様々な意見があることは当然であり、正解がないからこそ議論するのである。
その議論の材料として、様々な視点・多様な意見があることを示すために自分の意見を挙げればよいのだ。
私自身、以前の仕事は発信することが1つのゴールだったので、相当意識していたが、
現在の仕事は発信しなくても成り立ってしまうので、なんとか発信していこうと心がけているところだ。
文章という括りでは、このブログに毎日何かしら書いている。
しかしそれは、作文であって小論文ではない。
その定義の違いをよく分かっていなかったのだが、作文は読むことで追体験ができるものであり、
小論文は賛成反対とその根拠を論理的に書くものということになるらしい。
どちらも発信ではあるが、小論文のほうが日本人が苦手とする分野の練習になるということだ。
とにかく萎縮しないで数を打つことからスタートしたい。
なるべく賛成反対の立場を明確にし、筋が通るように組み立てるよう意識しようと思う。
台風の爪痕
台風12号が紀伊半島を直撃した。
ニュースで、新宮や那智勝浦などが出ていた。
土砂崩れが起き、住宅が浸水し、線路が途切れ、熊野川が氾濫している。
津波のあとのような光景だった。
去年も参加させてもらったのだが、
あげいん熊野詣という行事で10月に行く予定の場所。
だが、それどころじゃないくらいの被害。
あと1ヶ月半、どうなるだろうか。
ボルダリング
朝6時くらい?の地震で起こされ、すっきり目覚めてしまったので、
ゴロゴロしながらケータイの中のアプリを整理して過ごしてたら、いつもの起床時間。
風が気持ちよかったから、なかなか良い時間だった^^
結果からすれば、そんなことしてないで、もうちょっと早く出発すればよかったかも。
経験上、13時から一気に混むので、11~13時くらいに登るように行った。
到着したのはちょっと遅くて11時半くらいだったが、既にいつもの13時レベルの混み具合。
2時間はガンバロウ!と気合いを入れていたのも一気に萎む。
ガッカリ。
あんまり伸び伸びともできず、どんどん混んでいく一方。
混んでるのに横に進む初心者がいたり、背後の壁を気にせずに突っ立ってる人がいたり、危なっかしい。
ちょこちょこと空いてる場所を移動しながらだったので、どれも1回ずつくらいしかやってない。
非常に中途半端で、新たに出来たものはなかった。
13時ちょっと前に撤退。
このジム、手足の長さがちょっと足りなくてできないものがほとんどで、飽きてきた。
今度は別のところに行ってこよう。
って、前も書いた気がする。
ソフィアの夜明け
高校生のゲオルギは強さを求めてギャング集団に入ってしまう。
ゲオルギの兄イツォは薬物中毒の治療中で、彼女と別れ、飲んだくれて街を歩いていた。
ギャング集団に襲われるトルコ人一家を助けようとし、自分もやられてしまうが、娘ウシュルに惹かれる。
ゲオルギの親に対する反抗も、イツォの全てを諦めたような投げやりな態度も、暗い。
終始曇り空で希望が見えない映画の中で、ウシュルが唯一の光かもしれない。
ただ、ウシュルは家族旅行で来ていただけで、すぐに帰ってしまう。
最後にもう一度会おうと約束したのに、その光さえも奪われてしまう。
かすかな光を追って、イツォはトルコへ車を飛ばす。(たぶん)
・・・ブルガリアとトルコが隣同士だってことを知らなかったもので。
解説記事とかを読むと、最後は少し明るいと書いてあるのはそういうことだったのかな?
私にとっては、救いのない話のように見え、ただ暗い気分になっただけだった。
主演のフリスト・フリストフは、撮影終了直前に亡くなったらしい。
事故死と書かれているが、薬物らしい。
しかも、イツォは彼自身らしい。
恋人役も本当の恋人だったらしい。
役より前に本人が死んでしまうなんて。
なんか、やっぱり希望の見える話じゃなかったよな。