2011.09.20

線と面の思考術

線と面の思考術
ワンパターン発想を打破する頭のトレーニング
著: 袖川芳之

タイトルで若干気になってはいたけれど、
目次に「ロジカル・シンキングには限界がある」と書いてあるのを見て、よし!と思って借りた。

あんなものを就職活動に使っている会社はヒドイに違いないと思ってた。
実は今の会社も使ってたので、それを理由に蹴ろうかどうしようか悩んだくらい。

というのも、物事の考え方に正解なんてないと思ってるからだ。

この本では線と面の2つのパターンを紹介している。

線の思考は物事を順番に辿っていく思考。
面の思考は全体を見渡して経験や感覚を活かす思考。

というのが私なりの理解。

ロジカルシンキングってのは線の思考の話なのだ。
ここまで理解したところで、私自身の思考は絶対「面」だと思った。

自分を知るための7つのチェックリストが載っていたのでやってみたところ、
予想通り、7つとも面の思考という判定だった。

偏っているのは危険だと書いてあった。

ときどき線の思考をしているときもあるけど、行き詰って、
電車に乗ったりシャワーを浴びたり、そういった違うことをしてると、ひらめく。

これが線の思考と面の思考の良い組み合わせ方のようだ。
線と面を繰り返すことで、視野を広げつつ深めることができるわけだ。

自分でコントロールできれば最強なんだけど、私は偶然に頼ってる部分が多い。

そう、コントロールできれば、もうちょっと研究者として成果を残せたんじゃないかと思う。

そして、本を読んでてわかったことは、私は線の思考しかしていない人が苦手。
「で?」って言いたくなるのは、おそらく線の思考で脱線しているとき。
逆に面の思考で深さが足りないときは、話を聞きながら近づいていける気がするのだ。

自分が「面」の思考であることは好ましいと思っているし、
なんとなく私が好ましいと思っている人たちも、ある程度「面」の要素が強いような気がする。

偏っているのは危険と言われつつ、線の思考もできないわけじゃないってわかっているので、
時と場合によってちゃんとコントロールすることができれば、今より良くなるだろう。

軽く読めて楽しかった。


2011.09.20, 22:38 /
2011.09.20

治った

昨日、平塚に行ってる間に歯茎の腫れはグングンとひいていき、
今日になったら食べ物を噛んでも痛みは感じなくなっていた。

1週間くらい痛かったのかな。

風邪っぽかったわけでもないが、でもたぶん弱っていたんだろうな。
そういうことにしておかないと、いつまたなるか不安でしゃーない。

妙な身体の不調が増えてる。

歳ってこういうことなのか?


2011.09.20, 22:17 / 日々所感
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