2010.12.04

Mystical Morocco

今回の旅は前回のIntrepid社のもの(を地球探検隊が斡旋してる)ではなく、
モハの会社 Tattiouine Adventures のオリジナルだ。

メールやSkypeで、こっちが行きたいところをおおまかに伝えて、
モハが組んでくれて、日程を調整して、という感じで、
コミュニケーションを取りながら組み立てていった。

前回行ってないところを中心にコースを組んでもらえたし、
メンバーの飛行機に合わせて、スタートを決めることができたし、
日程の短い人と長い人の両方に対応してもらうことができた。

中身についても、観光客向けではなく、
よりローカルなモロッコを感じることができたし、
モハが大好きな、自然が多い場所を多く訪れることができた。

どちらも私の好みなので、このコースは是非、他の人にもオススメしたい。
このコースじゃなくても、モハはモロッコ全土に詳しいから、
いろんな要望を叶えてくれると思う。

探検隊で行くツアーも、モハに作ってもらえばいいんじゃないか?と、
けっこう本気で思ったりしている。

なにはともあれ、モロッコに行く方いたら、モハを紹介するよ!


Posted 2010.12.04, 18:31 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.04

11/13: 再会!

Day 1: Casablanca → Volubilis → Moulay Driss

金曜日、仕事を切り上げて成田空港に向かう。
仕事が途中なせいか、全然モロッコモードに切り替わらない。

成田空港で4人と合流する。
そのうち、前回メンバーが2人、初対面が2人。
前回メンバー1人が友達1人を連れてきた形だ。

搭乗時刻の直前になって4人目と合流できた。
だが、まだ実感がわかない。
仕事から直接行ったせいか、夢の中のように現実感がない。
 
モロッコに着くのが朝9時半で、そのままツアーが始まる。
パリに向かう機内では、寝たほうがいいとわかりつつ、
映画を見て、途中で寝て・・・を繰り返す。

やっぱり実感がなかったが、最後、着陸態勢に入ったときに少しだけ、
あぁモハに近づいているんだ・・・!と、ドキドキした。

パリで少しだけ時間があったので、メンバーとモロッコ話をする。
やはり、まだここでも現実感がなかった。
他の前回メンバーも同じようだった。

カサブランカに向かう機内でも、まだ実感がなかった。

空港に到着し、両替を済ませ、預け荷物を受け取ったら、
急に、モハが近くにいるんだ!と思って焦った。

そう、モハは空港まで迎えに来てくれているのだ。

荷物チェックの列に並んでいたとき、
いてもたってもいられずに外を覗きこんだら、
先に到着していたメンバーと一緒に、大きく手を振って出迎えてくれていた。

変わらぬ笑顔だった。

私も両手を大きく振った。

旅の続きが始まった!

ホント、続きという言葉がピッタリである。
新しい旅という感じはなかったし、
モハともつい昨日まで会っていたような感覚だった。

実際に週1くらいで連絡をとっていたからかもしれないが^^;

前と同じような大きめのバンに乗り込む。
今回はメンバーが半分なので、3人×2列になっていて、
後ろの座席をつぶして、大きい荷物を積み込む場所になっていた。

ドライバーさんはモハメドじゃなくて、アブドゥラ。
わりと若めで、英語もわかるみたい。

ようやく、実現できた。
抱えていた不安が全てなくなった^^
 


Posted 2010.12.04, 19:04 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
2010.12.04

11/13: ヴォルビリス遺跡

Day 1: Casablanca → Volubilis → Moulay Driss

今日の目的地は、ヴォルビリス遺跡。

カサブランカ空港から4時間のドライブが始まる。
まず、保険の確認や残金の支払いなど事務的なことを済ませる。

昼食はローカルなレストランで、タジン。
久々のミントティーとタジン、美味しかった!

今回は慣れてるから、もう初日からモハにいろいろ話かけられる。
モハも積極的に日本語を覚えようとしてくれて、楽しい。

途中でけっこう眠気が襲ってきたりしたが、
なんとか寝ずに耐えることができた。
やはり飛行機で寝たとはいえ、熟睡はできてないのだ。
 

ヴォルビリス遺跡は、古代ローマのもので、世界遺産。
今回の旅は、歴史の順に辿ることになるという。

広大な敷地に、6畳ほどの石造りの部屋が並んでいる。
床にモザイクが施してある。
天井や壁じゃないから、残っていたのかな。

浴室や、お祈りの場か男性シンボル的なものもあったり、
パン屋さんの看板などが並んだ商店街のような場所があったり、
1つの町だったことがうかがえる。

ローカルガイドと共に1時間ほど見学。

夕焼けの時間だったので、キレイだった。
古代ローマに思いを馳せて、たそがれるのもいいかもしれない。

また少しドライブして、宿のあるムーレイ・イドリスに到着。

シャワーを浴びて、19時から夕食。
前の旅のイメージからすると、なかなか早い時間だが、
今日は疲れているのでちょうどいい。

ビールを飲みながら、モハのベルベルトランプのマジックを見て、
夕食が出てくるのをまったりと待つ。

夕食はクスクス。
スープがしみ込んでいて美味しかった。

なかなか寒かった。
フリースの上にダウンを着て、ちょうどいいくらい。

明日の予定を聞いたあと、
ベルベルトランプのUNOみたいなやつを教えてもらった。

それを1通りやったあと、みんな眠くてダウン。

22時くらい。健康的である。



Posted 2010.12.04, 19:30 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.04

11/14: フェズ

Day2: Short transfer to Fes

すっきりとした気分で、5時に起きた。

少し外を散歩したが、あまり遠くに行くと迷いそうだったのでやめた。

途中で犬の大群が通りを占拠してやってきたので、避けて隠れた。
タクシー乗り場のおっちゃん達にその様子を見られていて、からかわれた^^;

ここはあんまり観光客が来ないのかな。
朝の散歩中ずっと、すごい物珍しい目で見られた。

朝食は豪華だった。
新メンバーに、これが最高だと思っといたほうがいいよ!って、みんな忠告(笑)

出発するって言ってた時間を少し超えて朝食が終わり、
結局、出発したのは30分後だった。

朝霧の中のムーレイ・イドリスの街を写真に収め、
道路わきにあった大きなサボテンを見たいといったら
車を止めて写真タイムをとってくれた。

少しドライブして、10時半にフェズ到着。

ここから、フェズの現地ガイドさんが加わった。
新市街、ユダヤ人街、スークの順で廻る。

新市街ではパリを模倣した街並みがあり、
ユダヤ人街では、少し趣の違う建物があった。

寄宿舎のある学校を訪れた。
猫がかわいかったが、あまりに人懐っこく、
写真を撮ろうとすると近寄りすぎになっちゃって撮れなかった。

ブロンズ細工の職人のところを訪れた。
下絵はなく、全てその時のイマジネーションで描くという。

ここで、銀のコースターを1つ買った。
6個だとマケてくれるというので、4人でまとめてみた。
 
スークに入る前に、スークを展望できる丘から見下ろしてみる。
建物の高さは低いはずなのに、大都会のようにゴチャゴチャしていた。

スークは、中に入ってみても、わけわからなかった。
ただ、ガイドさんについていくので精一杯。

羊を売る人、買う人が多いのは、犠牲祭に向けての準備。
一家で一匹を捧げ物として買って食べるのだそうだ。

布の工房を訪れた。
サボテンのシルクで織ったものだ。
ターバンは前回買ったので、買わず。

皮工房にも行った。
よくガイドブックで見かける有名なやつだ。
タルーダントのとは違って大きな場所で、上からの見学だった。

予想はしていたけど、買い物に熱が入るメンバーたち(笑)
私もバブーシュを買いたかったので少し見たけど、
気に入ったのがなくて、早々に諦め、モハたちとおしゃべりしてた。

遅めのお昼の時間。
観光客向けな感じの、リヤド風のレストランだった。

注文してからが長かったのでパンに手を出してしまい、お腹いっぱい。

パスティーヤというのが、ここで有名なものということなので注文。
パイ生地の中に、ひき肉料理が入っているもので、外側には粉砂糖。

他のメンバーには大不評だった気がする。
ちょっと変わってたけど、まぁ美味しかったと思った。
甘党だからかな。

 
また観光開始。

刺繍の工房でも、ブロンズ細工と同じように下絵がなく描いていた。
地域産業の発展のために買った方が・・・と思って、ちゃんと見るけど、
使う場面が思い浮かばず、ここでは買わなかった。

スパイスと香水の店に行った。
ムスクとか、何種類かの香水をかがせてくれたが、
そもそも香水は苦手なので、買う気なし。
 

一度ホテルに戻り、目の前の酒屋で少し調達。
犠牲祭が近いということで、今日の深夜を境に、しばらく酒が買えないらしい。
山の方に行くから買えないってのもあるだろうけど。

前回の教訓を生かし、ワイン派とビール派に分かれ、
確実に飲むだろうという量だけ、買うようにした。
私はビールを1日1缶で、5本買ってもらった。

シャワーを浴び、お湯が順調で感激。
(昨日は最初の10分程お湯が出ないというのを知らず、途中まで水シャワー^^;)

時間があったので少し洗濯もして、そのあとで夕食。

バーか、ローカルレストランか、サンドイッチ系と言われ、
ローカルレストランに行くことにした。

羊の頭にチャレンジしたいという人がいたので、
少しつまませてもらったが、美味しくはなかった・・・

あとはケバブやスープなどをシェアで。
お腹が空いていなかったので、ほとんど食べなかったな。。

バーに行くという話も最初はあったが、モハが疲れたらしく、
ホテルに戻って部屋飲みということになった。

自分らの部屋がいちばん広かったようで、飲み部屋となった。
でも、あまりに眠くて途中で寝てしまった。

ふと、モハの声がして起きた。
どこかに出かけていたのだろうか、厚手のジュラバを着ていた。

渡そうと思っていた前回の旅の写真が入ったUSBメモリを渡した。

みんなで写真を見始めるが、1000枚くらい入れたので終わる気配もなく、
眠くて帰る人が出たので、お開きとなった。
 


Posted 2010.12.04, 20:10 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.05

11/15: 雨

Day3: Fes → Midelt

モハの故郷へ向かう日。
今回の旅で、リクエストした場所の1つだ。

朝から雨でビックリした。
ザーッていう音は聞こえていたが、
カーテンを開けるまで、車が通る音かと思っていた。

朝食を済ませ、フェズからミデルトへ向けて5時間のドライブ。
移動が長い日ではあるが、雨だからちょうどよかった。

途中、近代的なリゾート地のカフェで一休み。
スイスのような雰囲気だったが、どうやら別荘地らしい。

小さな公園のような場所で、猿に餌をあげたりもした。
移動時間は長くても、休憩はたくさんとってくれる。

今朝からずっと雨で、なんとなく気持ちもどんよりしていたけど、
山のほうに近づくにつれて天気が変わったのか、急に青空!

テンションがあがった。

ローカルなレストランでお昼を食べたときは、
すっきりとした晴れやかな気分だった(笑)


Posted 2010.12.05, 12:10 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.05

11/15: 故郷

Day3: Fes → Midelt

目的地である故郷タトゥイーンへは、ミデルトから向かう。

この場所は、ガイドブックには絶対載ってないだろう。
地名の綴りも、地図と現地で使ってるのとで、違うらしい。

全く観光地ではない。

そういうローカルな場所に行けることが嬉しい。
 

ミデルトはリンゴの町らしい。

ミデルトの町でのホテルは、カスバというもの。
カスバとは、四隅に塔がある城塞のこと。

とっても大きくて豪華で、リヤド風に吹き抜けがあり、ステキ。
こんなところに泊まっちゃっていいのかな?と心配になるくらいだ。

荷物だけ置き、いつもの車で少しドライブ。
ホント何もないのどかなところで少し待ち、小型トラックに乗り換える。

その荷台に立って、周りの景色を堪能しながら、
モハの生まれ故郷であるタトゥイーンへ向かう。

車で小川を渡ったり、トラックの荷台ってのが、
1つのアトラクションのようで楽しかった!

小高い丘から村の全貌を眺めた。
黄葉がとてもきれいで素敵な景色だ。

モハがあれが新しい僕の家だと教えてくれ、すごいなーと。

実家にあがらせてもらい、ミントティーをいただく。
エジプトでお邪魔したような伝統的な家。

弟妹は全員いなかったけど、
妹さんが2人とお母さん、あと小さい男の子キャメルくん。

モハは建築中の自分の家を見に行くということで、
お母さんたちと部屋に取り残された。

モハの年齢などを聞いてみたりしたが、
ご家族はスペイン語とフランス語なので難しかった。
(ベルベル語とアラビア語がメインなんだろうけど、うちらに合わせて、かな)

歌を歌ってくれ始めたので、手拍子をしていたら、
お母さんのとなりに招かれたので、家族にはさまれて手拍子。

貴重な経験だ。
カメラより手拍子を優先して良かった^^

アウスキミニーハウハウの歌では笑った。

前回の旅でもよく出てきたこの言葉、
結局この言葉がなんなのかわからないけど、
モハがよく歌ってる歌はご家族も知ってるようだった。

しばらくして、妹さんにつれられてモハの新居へ。
レンガ造りで他の家とは違う。

村を後にし、また小型トラックの荷台で帰る。

すごい寒かったが、夕焼けに照らされた台地が美しく、
あー、アフリカなんだなって、少し思った。

素敵な時間だった。
 


Posted 2010.12.05, 12:29 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
2010.12.05

11/15: 宴

Day3: Fes → Midelt

ホテルに戻り、少し休憩してから夕食。

夕食はマス。
山で魚をいただけるとは思ってもみなかったが、
確かにキレイな川があるので、アリなのね。

美味しく頂いてから、今度は車で別のバーに向かう。

夕食でビールを飲んでたアブドゥラの運転。
なにもなさそうな真っ暗な道をひたすら進んだら、きれいなホテルがあった。

そこの部屋に入って、前回のアイトベンハッドゥの宴を思い出した。
同じくらいの部屋のサイズで、雰囲気が似ていた。

やっぱり歌って踊って・・・って感じで大騒ぎだった。

モハもアブドゥラも混ざってるし、
他の部屋で食事してた観光客が混ざってきたり、
オーナーさんが混ざってたり。

女性ダンサーが2人、高い声で歌う。
徐々に私たちも衣装を着せられて輪に混ざる。
腰をふり、ステップを踏み、手拍子。

よくわからないけど、ただマネをする。
それだけなんだけど、楽しい。

されるがまま着せられた衣装も、
メンバーそれぞれに似合う色を選んでくれてるよね!?って
そういうのも盛り上がった。

2ラウンドして、最後は1人ずつコッソリと呼びだされ、
帰る準備をしてから輪に戻るように言われた。

なにかと思ったら、そのまま輪が列となり、駐車場まで進んだ。
盛大なお見送りだった(笑)

これで十分に疲れたので、ホテルでの宴はなし。

なんか今日は眠れない。
2時に起きてしまったので、これを書いている。

盛りだくさんな日だった。
 


Posted 2010.12.05, 12:59 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.07

11/16: ラクダで砂漠へ

Day 4: Midelt → Sahara Desert

砂漠に向かう日。

前より大きなデューン(砂丘)に、ラクダに乗っていけるのだ♪

豪華なホテルは、朝食も豪華なバイキングだった。

4,5時間ドライブして、ラクダが待つ地へ向かう。

途中カフェで休憩をしたり、ピクニックランチのための買い物をしたり。

小さなお土産屋さんのある休憩所でピクニックランチ。
といっても、お店の中を借りて、テーブルで食べてたけどね。

オアシスを出てから、だんだんと外は砂漠化してくる。

ようやくラクダに乗る場所に着いて、ここに大きな荷物を預ける。

水は1人1つ、ペットボトルが必要と言われる。
前のときは2つだったから、前よりは喉が乾かないってことかな。

ちなみに前は1本も飲みきらなかったので、あんまり心配してなかったが。

わりと急いで準備したはずなのに、なかなか出発しない。

しばらく猫の写真を撮ったりしてくつろいでいたが、
やっぱり出発しそうになかったので焦る。

2時間ラクダに乗るって言ってたってことは、
もう砂漠でサンセットを見るには間に合わなくね?と、皆が気付いていた。。

1時間以上は待機していたのかもしれないが、
ようやく出発のときが来た。

6人が一列になって、先頭をハマダさんが引く。
一番最初に乗せてもらった私は最後尾。

今回モハは歩きのようで、メンバーのカメラを使ってカメラマンしてくれた。

歌ったりすることはなく、静かに進む。
私は最後尾だったので、1列に並んだ写真をたくさん撮って遊んでた。

途中で、あ、今がサンセットだったな・・・という光が見えた。

キャンプサイトは近くにいるグループの声が聞こえるくらい密集していた。
それがちょっとがっかりした。

ラクダで行ける範囲内だから、どうしても密集してしまうのだろう。
さすがに4駆の行動範囲とは違う。

テントの壁に白いスイッチを見つけたとき、けっこう衝撃だった。

テントの内部には電球があり、ソーラー発電で電気も使えた。
外には井戸があり、どうやら調理場で使ってるようだった。

なんか近代的だぞ(失笑)

まぁいい、確かに前の何倍も大きなデューンだもん。
登る気が失せるくらいデカイ。

もう暗かったので散歩に行くでもなく、
持ち込んだお酒を飲みながら、おしゃべりしていた。

月明かりが明るくて、電灯をつけなくても物が見えるくらいだった。

そう、明るすぎて、星が見えない。

暗くなってきて、夕食。

ちょっとみんなのテンションが下がっていたのが気になったけど、
食事はとっても美味しかった。

この時点でもうかなり寒くて、
パーカー、フリース、ダウンジャケットを重ね着して、
さらに毛布を足元にかけていた。

やっぱり防寒対策が大事だった。

夕食後はアフリカンドラムでパーティ。

だったんだけど、今回はかなりこじんまり。
モハと、ハマダさんと、もう一人スタッフがドラムをたたき歌う。

観客はメンバーのうち4人だけ。

途中でモロッコ陣のリクエストで日本の歌を歌ったりしながら、
少し交流を深めたって感じで、さっと終わってしまった。

モハが早々に寝てしまったし、メンバーも少なくて寂しかったもので。

まだ時間が早かったので、星を眺める。
だが、月明かりのせいであまり星は見えない。
 
せっかくだから、キャンプサイトの背後にある大きなデューンに登ってみる。
見た目以上に大きくて、なかなか頂上にたどり着けない。

すっごい頑張ったつもりだけど、
半分以上は来たかな?というところで断念した。

砂に足をとられ続けて登るので、ものすごい疲れるのだ。

さて、どうやったら楽に降りられるか?って考えて、
尾根伝いに降りるのではなくて、直線で斜面を行ければ・・・と考えた。

ハマダさんに聞いたら行けるというので、
お尻で滑って降りてきた。

なかなか楽しかった。
ソリとか、スノボとかあれば、もっと楽しかったかも♪

モハとメンバー2人は既に寝っ転がって寝る体制だったので、
他のメンバーもそれに倣う。

ものすごく寒かったけど、しばらく外で星を見ていた。
だけど、流れ星は見えなかった。

今回は運が悪いな。

毛布を2枚重ねにしても寒かったので、
流れ星を見るのはあきらめて、テントに戻った。

寝るときになって、顔の近くに何かが当たった。
ビックリして飛び起きて、ライトで照らしたら猫だった。

ずーっとウーウー唸っていたのは、誰かのいびきかと思ってた。

唸ってるのが怖いから一応外に追い出して、やっと寝れた。
でも23時くらいなのかな。

今回の旅は、かなり健全だ。

ちなみに、サンライズは6時45分だっけな。
けっこう遅くて、季節が変わってることを感じた。
 


Posted 2010.12.07, 00:05 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
2010.12.07

11/17: 砂漠でサンライズ

Day 5: Sahara desert → Todra

サンライズを見たら、砂漠はおしまいとのこと。

6時45分のサンライズに合わせて、
6時に起きてみる。

みんなちゃんと起きてきたので、
6時15分ごろ、どこかサンライズが見えそうな場所へ出発。

既に空は白んでいたので、
たぶんあっちのほうに出てくるだろうと予想し、向かう。

デューンを登ってみるが、登っている途中で、
角度的に、このまま行っても見られない気がする、と諦めた。
昨晩登ってきたところと同じくらいだった。

健脚な2人のメンバーは、引き続き上のほうへ登っていった。

6時45分ごろ、時間になって、
きっとあそこに出ているんだろうなーってところが、
ギリギリ、小さいデューンの向こう側だった。

あの2人は見えたかな・・・と、
彼らに写真を託し、太陽がデューンの上に出てくるまで待つ。

その写真を撮ったので満足ってところで、
ちょうどモハが下で行くよ~!と呼んでいたので、降りる。

来た道を戻るのは遠回りでめんどくさかったので、
今度もまた、斜面を降りようということになり、
お尻で滑らなくてもいけそうだったので、小走りで駆け下りた。

これもまた楽しかった!

下からは全然2人の姿は見えない。
遠くのほうに行っちゃったから、行くよーって声も聞こえてないだろう、
ってことをモハには伝えて、しばらく待つ。

その間に、即席お土産屋さんが出ていたり、
マボロックレーという犠牲祭のあいさつを教えてもらったり。

あけましておめでとう的な特別な挨拶なのだろう。
誰に会っても、そう挨拶するように言われた。

上まで行った2人は、サンライズがバッチリ見えたらしい。
そして、私たちが諦めたところは、まだ半分もいってなかったらしい。
ホント巨大なデューンなんだな。

もうすっかり明るくなって、爽やかな朝の空気の中、
ラクダに乗って、また元の場所に戻った。

荷物を預けていたおうちで朝食をいただき、
いざ、トドラ渓谷へ向かうのだった。


Posted 2010.12.07, 23:29 by meg and filed in 2010.11: モロッコ
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2010.12.08

11/17: トドラ渓谷でロッククライミング!

Day 5: Sahara desert → Todra

一番最初にモハから旅程案を見せてもらったとき、
私が真っ先に反応したのが、この日の日程。

Many activities for the afternoon such as Rock climbing,…

密かに、いちばん楽しみにしていた日である♪
 

砂漠からのドライブ。
途中で見かけた町では、多くの家で羊を肉にしていた。

そう、今日は犠牲祭なのである。
本当だったら仕事なんてしない日なんだって。

おそらく日本でいう元日。
申し訳ない。。
 

途中の休憩所でお土産購入。
CDが売っていたので、Best of Morocco を買う。

前回買ったCDの中に、よく歌ってた曲が入ってなくて、
今回はそれを買ってきてほしいと前メンバーからリクエストがあった。

そのために今回はちゃんとモハに確認していたため、
車の中でこのCDが一番多くかかってたのだ。
 

外の景色が、オアシスから、山に変わった。
山といっても、岩。
グランドキャニオンを思い出させる。

さて、トドラに着いたら何をやるか、オプションを選べる。
ハイキングか、ロッククライミングか、リラックス(休憩)だ。

ただ、ハイキングもロッククライミングも、
ガイドを別途頼むため、最低2人からとのこと。

私は迷わずロッククライミングを選択。

やりたいって言ってたような・・・というメンバーに確認したら、
やるってあっさり答えてくれたので、成立。

やったー!!

結局、ハイキング2人、ロッククライミング2人、リラックス2人になった。

14時ごろ、ホテルに着いて、ランチタイム。
渓谷を眺めながら外でのんびりと。

壮大な景色が嬉しい。

犠牲祭だから、普通は営業していないらしい。
コックさんを電話で呼び出し、ランチを作ってもらった。

15時に出発と言っていたのに、食事が来たのが14時半ごろ。
食べ終わったのが15時ころ。

ちょっと遅めになったけど、お出かけ組はバスで移動。
同じホテルから別のグループから行く人もいるらしかった。
後で知ったが、イントレピッドのグループが来ていたようだ。

どこでやるんだろう?どこを登るんだろう?と、ドキドキわくわく。

町を通り抜けたところでバスから降り、
川を渡ったところがクライミングポイントのようだった。

うちら2人以外に、男性1人、女性1人の4人。
ガイドさんは2人。
そのうちの1人アシースさんは、アフリカNo.2のクライマーらしい。
 
初心者でも大丈夫って言ってたから、
かつて私が湯河原でやったようなものをイメージしていた。

ささっとロープをセットしてくれたのだが、結構高い。
イメージしていたよりも、はるかに高かった。

特に道具の説明もなく、シューズもハーネスも、
自分のサイズを選んでと言われただけ。

そして、始めよう、って。

・・・ホント説明ないんだ。

2人ずつ2コースに分かれる。
すぐに登り始めるらしいので、いちおう経験値の高い私からスタート。

登りつつ、カラビナのクリップを外していく。

クリップをどうこうしながら登ったことがなかったので、
そのことがわからなくて最初はあたふたした。

下からその都度、説明はしてくれてたんだけど、
いまいち英語が聞き取れず。。

登るのは楽しかった。
外で登るのは、ものすごく久しぶりだ。


(上から撮ったのだが、人が点にしか見えない高さ)

途中で足の置く場所がわからないことが何度かあったけど、
下からの声にも助けられて、なんとかゴール。

あとで聞いたら、高さは40mらしい。
日本だったら初級者にやらせてくれないだろうなというレベル。
(確か湯河原で登ったのって、20mなかったぞ・・・)

難易度としては、ボルダリングジムで私がやってるレベルかな?
クラックを使うのがメインだったので、わりとわかりやすい。
スラブなので、腕は大丈夫で足の置き場が大事。

あ、でもジムでもいちおう初級コースだから、
初心者向けじゃなくて、初級者向けと考えればいいのかな。

他の人もけっこう苦労して登っていた。

もう1コースのほうも登らせてくれて、
そっちは降りるときにクリップを壁から外して撤収してくる。

こっちは最初にセットした簡単なほうのコースだったので、
ひょいひょいと登れて、楽しかった。

ロッククライミングを選んで良かった!

旅全体を通しても、この体験、この景色、最高だった!
 

もう暗くなっていたので急いで撤収して、19時ごろ終わり。

戻る途中で犠牲祭のパーティーなのか、
花火を振り回している人がいて楽しそうだった。
 


Posted 2010.12.08, 21:54 by meg and filed in 2010.11: モロッコ, クライミング
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