孤高の人
マンガ全17巻、昨日と今日で読みきってしまった。
後半はほとんど絵だから、スゴい高速でページめくってたけど。
同僚の知人が描いたらしく、山に行く私に是非と勧めてくれていたのだ。
勧めてくれたのはけっこう前だったんだけど、この前改めて話に出て、
確かにずっと気にはなっていたので、エイヤで全巻購入。
ソロクライマーの話で、なんかスゴいわかる。
私は無茶をするタイプではないし、生まれもっての技術もないし、
あそこまでストイックになれるほどのめり込んでもないけど、
人間がめんどくさいのとか、自分のことには自分で責任をとりたいところとか共感。
ヤングジャンプだからか、性的妄想が露骨な男目線なのと、
大事なところは飛ばされて突然何年後ってなっちゃって残念なのと、
最後のほうは絵だけで台詞のない回があったりして雑な感じはあったけど、
読んで良かったなと思える。
そして原作が気になるところは、罠にハマった気分。
TraveLife
TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと
著: 本田直之
全体的に Agree。
日本にいると気付かないことに、別の国に行くと気付く。
自己主張しないと、大変なことになるし、自分の無価値さに気付く。
この全部を、日本で、敷かれたレールの上で過ごしていながら気付くのは、相当難しい。
日本はあまりにも同質すぎる。
言わなくてもわかってくれる、むしろわからないほうがおかしい、
やりたいことをやろうなんて100年早い!
・・・そんな生き方、楽しいわけないし、生きてる意味がない。
デュアルライフにも、複数の仕事を持つことにも、早くチャレンジしないとな。
しないとな、っていうか、したいんだよな。
センスは知識からはじまる
著: 水野学
納得できる内容であり、何も異論はない。
デザイナーが読むと違う感想になるのかな?と思ったりはするけど。
センスなんて、運の良さではない。
持って生まれたセンスもあるだろうけど、育った環境と感じて考える力の強さがほとんどだろう。
センスがない人は知識がない。
でも、知識があってもセンスがない人もいる。
会社の人にもぜひ読んでほしいものだ。
ネットコミュニティの設計と力
角川インターネット講座5 ネットコミュニティの設計と力 つながる私たちの時代<角川インターネット講座> (角川学芸出版全集)< 角川インターネット講座> (角川学芸出版全集)
けっこう惹かれるタイトルで気になってた。
内容は、コミュニティやSNSの歴史、どう運営していくか?といった、想像していた内容から始まったが、
第2部からは猿の群れの形成とか違う話になってしまった。
Medium とか note とか、記事を書いて売る、記事を書いて繋がるサービスが出てきているのが、
最近の新しい流れなんだろうなという気はする。
これが得られたもので一番大きいかも。
逆に、その他のところは知ってることを”よく”まとめてある感じだったかな。
世界で働く
会社に置いてあった本、お昼休みに一気に読んでしまった。
私の働き方は、やっぱり海外向き。
まぁ、外資系出身だからかもしれないけど、こっちのほうが働きやすい。
そして、今の会社でのイライラが、この働き方の違いからくる部分も大きいなと感じた。
やっぱり外で働きたいよなー。
出る出ないをここんとこずっと50%50%で揺れ動いてる。
統計学が最強の学問である
著: 西内啓
すごいわかりやすくて良かった。
1つ1つのアルゴリズムとか考え方とかを勉強しないといけないなーというのはわかっていたけど、
全体像が見えていなかったので、何をするために何が必要なのかというのがわかってなかった。
だから、いくつか初級の本は買ったものの、少し読んだまま放置になっていたり。。
でも、そういうところを中心に解説してあったので、非常にありがたかったし、視界が開けた気分。
上のAmazonのリンクを貼るときに、続編として実践編があることを知った。
この本を珍しくKindleじゃなくてリアルな本で買ってしまったので、続編もそうしようか迷い中。
アイデアは考えるな
著: 柳澤大輔
面白法人カヤックの社長が書いた本。
実際にお会いして考える力の強い人だなと思ってたが、本を読んで理由が少しわかった気がした。
難しいことやイヤなことがあっても、それを面白がれるかどうかで、面白くなるかどうかが変わる。
自分の捉え方次第だし、面白くするには自分でどう動くか、何をアウトプットできるかがかかってる。
面白がって仕事をしてる人には、仕事が舞い込んでくる。
仕事とかサービスとかソフトウェアとか、そういうレベルの話じゃなくて、人生全般に通じる話。
最近イヤだイヤだと思ってる時間が多いので、反省。
自分でなんとかできる部分はなんとかしようとしてるつもりなんだけどなー。
それじゃ世界が狭いってことか。
なかなか考えさせられる本でもあるので、また少し時間をあけて読んでみよう。
ロジカルシンキング
これもまた会社の課題図書、最後の1冊。
半分以上がマンガなので1時間ほどでさらっと読める。
ロジカルシンキングってわかっているつもりだけど、教えろと言われると難しい。
なんでそうなのか?何をしたらいいのか?を、
幅広い視点から、関係をわかりやすく考えて、言語にしてアウトプットすること。
2×2の表にマッピングするのもイイ方法。
なぜ?を既成概念なしに考えて、問題の本質を突き止め、
具体的に解決策を考え、実現可能性について人的・金銭的・時間的な面などから考える。
妨げるものが想定されるのなら、その解決策も同じように考えておく。
それを続けていけば、何かが起こったときに瞬時に判断を下せるようになる。
それをゼロ秒思考という。
というのがこの本の概要であり、ロジカルシンキングの簡単な説明だとして、
これを誰もができるようになるためには、やはり紙に書き出すしかないのか?という疑問が残った。
なぜなら、ロジカルシンキングについて研修を作らないといけないから・・・
もともと素質のある人は教えられるまでもなくできていることだろう。
考える力がない、言語化能力が低い、正解があると思って知ってることを当てはめようとする、
わからないことは放棄する、といった人が、どうやってロジカルシンキングができるようになるか、
今のところ全くわからない。
他の本も読んで考えてみるか。
データサイエンティスト・ハンドブック
著: 丸山宏、山田敦、神谷直樹
ものすごく勉強しないといけない内容の本を、ちょうど出版されるタイミングで、
流しそうめんイベントがあり、ありがたくいただいた。
会社の課題図書に追われて時間が取れていなかったが、今週ようやく時間ができた。
何をする必要があって、それにはどういう知識が必要で、どういう手順で進めるのか、
全体を俯瞰した内容になっていて、非常にわかりやすかった。
細かい話に入ってしまうと一気にわからなくなるので、こういう本があるのはありがたい。
必要なのは数学と英語というのは、やっぱりそうだよなーと痛かった。
私も数学を勉強しないといけないフェーズにいる。
引き続き、がんばろう。
7つの習慣
まんがでわかる7つの習慣
まんが: 小山鹿梨子
監修: フランクリン・コヴィー・ジャパン
これも会社から提示された本。
Kindleになかったので会社の本を借りてきた。
7つの習慣という本のエッセンスだけをまとめたマンガ+文章。
あっさりとわかりやすくてよかった。
インサイドアウトは会社の研修ですでに話を聞いていたので大丈夫。
他人のせいにするだけじゃなくて、自分が何かできることはなかったのか考える視点。
第1、影響の輪。
なんとかすればなんとかなることなのか、そうでないのかを見極めること。
自分で動ける範囲についてしっかり意識して動くこと。
第2、原則、価値観。
場面場面で方針が変わると、一貫した行動が取れないし、いちいち考えないといけない。
人間としての軸をどこに置くのかという、極めて基本的な話。
第3、時間管理。
なんでもかんでも時間になって切り上げるのはよくないけど、
時間になって切り上げるくらい、内容を詰めてきた上でのことでないとダメ。
できてないのは大事なことを判断できてない&第II領域を軽視しすぎているからってのがあるな。
第4、Win-Win か No Dealを考えがち。
Win-Lose, Lose-Win にしたほうがいい場面に気づけていない可能性がある。
第5、話すより聞く。
これはむしろ逆ができないというくらい、元からできてるから大丈夫。
ただ、興味がないことだと話さないし聞かないになっちゃうのがダメな点か。
第6、シナジー
違いを尊重すること。
意味を感じる相手ならわかるし尊重できるけど、意味を感じない相手から生み出すのは難しい。
そこについての方法は書かれていなかったので、本編を読まないといけないか。
第7、刀を研ぐ習慣
肉体はボルダリングと早歩き、精神は旅とテレビと映画、社会情緒は嘘をつかないこと、知性は英語とブログ。
これがこれでいいというわけではないだろうけど、何もないよりはあるほうがいいはず。
7つあって、できてたり、できてなかったり、バラバラ。
本当は基礎として最初の3つがあって、次の段階として4,5,6があって、習慣にするために7がある。
全部が全部キレイに実行できるわけじゃないだろうけど、知ってるのと知らないのでは違うので、
意識の片隅には残しておきたい内容だった。