2018.01.02

ブロックチェーン・レボリューション

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
ドン・タプスコット (著),‎ アレックス・タプスコット (著),‎ 高橋 璃子 (翻訳)

仮想通貨の話ではなくて、その根幹技術であるブロックチェーンについての本。
ブロックチェーンが簡単に言うとどういうもので、世界をどう変える可能性があるか、といったことが書かれている。

まだ技術的なことを理解したわけではないけど、
P2Pで複製不可というのは、応用範囲が広く、将来的に非常に重要ということはよくわかった。

これは真面目に勉強する価値がある、と思うし、
それに出遅れている自分が少し嫌になったし、この世界をすでに作りつつある大勢の人たちの行動力を尊敬した。

頑張って追いつこう。

 


2018.01.02, 08:53 /
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2017.10.22

家族ノマドのススメ: 好きなときに、好きな場所で暮らす生き方

家族ノマドのススメ: 好きなときに、好きな場所で暮らす生き方
著: 板羽 宣人

なんの異論もなく、ただ羨ましく思った本。
だいぶあっさりとした内容ではあった。

いいなと思ったのは、もちろん行動力もあるけど、
家族がいること、そしてどこでもできる仕事をしていること。

この2点。

特に前者が重要で、一人でやろうとは思わないんだよね。
どこか特定の場所に惚れ込んで・・・というのなら、一人でもわかるんだけど、
そうでもないと、私の場合はモチベーションが上がらない。

いいな。

いいな。


2017.10.22, 23:26 /
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2017.10.22

学校では教えてくれない 楽しい人生をつくる教室

学校では教えてくれない 楽しい人生をつくる教室
著: 岩田 麻央

さらっと読めるけど(各章についている課題やってないので)、
けっこう元気をもらえるし、今の自分を振り返って反省することもある。

自分の人生を送ってる。
でも、思い通りには行ってない。

ってのが、今の自分の状態かな。

他人と違う人生ってことには、わりと早い段階で慣れた。

30歳を過ぎたあたりから、他人に合わせないで言うべきことを言うようにはなってきた。
ストレスによる不調が、身体に出てくるようになったっていう、どうしようもない理由も大きいけど。

でも、生活するためにお金を稼いでいる、お金のために働いている、という状態は確かにあって、
仕事は、どうしても自分のやりたいことだからやってる、というわけではない。
それに週に5日8時間も使っているわけだから、本来は考え直すべきポイントではある。

叶えたい夢があるかというと、あるにはあるけど他人が関係するので、自分でどうにかできることでもない。
それに向かって邁進することもできないが、捨てるわけにもいかないので、今の状態がある。

だから、自分のやりたいようにやって、それで自分が困ってるのだから、
自業自得だし、納得すべき人生を送っていると言えるだろう。

とはいえ、もっと自分らしくいられる場所というのは、持ったほうがいいんだろうなって思う。
日々に忙殺されて、自分らしくいることすら忘れてるのだから、困ったものだ。

懐メロを聴きながら読んでたこともあって、高校や大学のときって、楽しかったなって、改めて思った。
それがその後に続いていないことが問題なんだ。

 


2017.10.22, 22:58 /
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2017.06.04

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。
著: 太田英基

わかってはいるけど、行動できない。
そういうことばかりではあった。

私が学生の頃にこれを読んでいたとして、行動できたか?というと No だろう。
特に海外に目を向けてなかったし、ヤバイという感覚も薄かった。

今は問題意識にも共感できるし、動こうと思ったら動くだけの行動力はあると思う。
でも、何をしたいのか?と考えると、何も出てこない。

世界がオモシロイことはわかってる。
動きたい気持ちもある。

何が足りないか。

私を縛り付けているものは何なのか。

 


2017.06.04, 22:48 /
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2017.05.14

凄いことがアッサリ起きる44のルール

凄いことがアッサリ起きる44のルール
著: 山﨑拓巳

夢実現プロデューサーとか言われると胡散臭いとしか思わないけど、
でも確かに、書かれていることは、とても納得のできることだらけだった。

ポジティブに、素直に、謙虚に。
おだてられても乗らず、冷静に動く。

わかってるよ!と思ってしまうんだけど、できてない。
自分の中にあるネガティブな感情を冷静に対処できるようになりたいものだ。

いろんな本のエッセンスをまとめた本ということなので、内容は広く浅くかもしれないけど、それでいい。
あっさり読めるし、反省する点も多いし、それなりに得られるものは多い。

 


2017.05.14, 01:32 /
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2017.04.29

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには
著: 本田直之, 四角大輔

元会社員だった二人が、モバイルボヘミアンとして生きるようになるまでにやったことや、考え方などを、1章ずつ交互に語る。
なんだか対談というか交換日記というか、不思議な感覚だった。

ワークライフバランスじゃなくて、ライフがあって、ワークがあるという順番。
それができるようになれば、確かに素晴らしいし、
誰にでも出来る可能性はあるけど、
実現するためにはエネルギーが必要だということも想像に難くない。

私も研究職から開発職になったから、仕事の領域は広がったし、単に食べていくだけならできる気がする。
(両方できるという意味でも、開発のほうが需要が大きいという意味でも)
でもそれだけじゃ、好きな仕事しか引き受けないというレベルには到達できていない。

そこまで行くには自分が何が好きなのかを分かっている必要があるし、
それに対してお金を払ってくれる人がどれだけいるかとか、考えないといけない。

それができる頭の良さは、素地として必要。
それがあるのがこの二人というわけだ。

単に真似しようとしたって、真似で終わる。

得られるものも多く、可能性も感じるし、勇気ももらうけど、
最終的に自分が動かないと何も始まらないという、当たり前のことにも改めて気づく。

有意義な本。

実際に彼らが動いた年齢を考えると、私くらいの年齢からでもできるはず。
こういうことは、若いからできるというものでもなく、経験と実績が必要だから、当然か。
そういった意味でも、今読んでよかった本。

 


2017.04.29, 22:40 /
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2017.04.28

そして、暮らしは共同体になる

そして、暮らしは共同体になる
著: 佐々木俊尚

ときどき見かける書評から、
読んだあとにスッキリと肯定される心地よさがあるような、そんな感じを予想はしていた。
そして、その通りだった。

お金とか物とか、人間関係とか、そういうものに縛られるのではなく、
気に入ったら繋がればいいし、要らなくなったら少し距離を置けばいい、
そんな感じの、気張らない繋がりを、肯定された感じがある。


2017.04.28, 21:17 /
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2017.04.28

ぼくたちに、もうモノは必要ない。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ
著: 佐々木 典士

どうやってミニマリストになるか、
なると何が変わるのか。

物への執着がなくなると、他のことに目が向く。
残した物は、愛着があるもの。

わかってるつもりではあるけど、真似できないのは何故か、考える。

やっぱり、他人からもらったものは、その気持ちを頂くことが大事であって、
物のことを邪魔だと思ったら、手放した方が良かったりするだろう。

わかっているけど、踏み出せないでいた。
でも、自分がプレゼントしたものが足かせになっているとしたら、それは罪悪感がある。

物を集めることが大事、取っておくことが大事、という意識は、確かに以前はあった。
今はちゃんと必要なものだけ集めたいし、不要なものは手に入れちゃいけないと思ってる。

今の大掃除が一段落したと思ったところで、またもう一度、読み返すことになると思う。
そしてまた、捨て始めると思う。

 


2017.04.28, 21:13 /
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2017.02.19

単独行

単独行
著:加藤文太郎

孤高の人を読んで、加藤文太郎について本当のところを知りたくなって、こちらを読んだ。

半分くらいが本人の山行記録で、何時にどこ、というポイントと短い感想が書かれたもの。
これらは記録違いでもない限りは、おそらく真実だろう。
小説から几帳面な性格かと思っていたが、マッチを忘れたとか時々出てくるので、抜けてる面もあったのかな。

山小屋で一悶着あった方々が亡くなったときなどは、その心情が綴られている。
そういう目立ったエピソードは、小説でも登場する。

ただ、それ以外のところは、花子夫人や周辺の方々への取材によるものと、作者が創造したものとあるだろう。
そちらのほうが割合としては大きいので、結果として真実か創作かはわからない。
それはそれでよしとしなければならない。

人が嫌いというのが漫画で描かれた性格で、
人が好きなんだけど人付き合いが苦手というのが小説で描かれた性格。
この本に書かれていたのは、それなりに人付き合いもあるが、勝手がわからないところで失敗する普通の人。
亡くなった後で登山仲間がたくさん温かくしてくれたと書かれていたし、本人が気にしすぎなだけなのかもしれない。

漫画ではロッククライマー、小説では速歩と道具の準備の達人だったが、
この本では、岩登りとスキーは苦手という意識があって練習してる。
だいぶ謙虚な人なんだろうなと思う。

小説と同じだったのは、もらった休暇日数を気にするサラリーマン的なところ。
それが共感を呼ぶんだろうなとも思う。

結局、まだ気になって、別の人が加藤文太郎を題材に書いた小説『単独行者』を読もうとしている。
どうやらそちらも、違う性格として描かれているらしい。

 


2017.02.19, 22:27 /
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2017.02.11

孤高の人

『孤高の人』の上下巻とも読み終わった。

以前マンガ版を読んだが、時代背景を現代に置き換えているせいか、内容がガタガタで、
ヤングジャンプ連載だったせいか、超人的な要素やエロ要素が強調され、大事なところは飛ばされ、内容がよくわからなかった。

原作である小説のほうが、断然よかった。
マンガでは成り上がりアイスクライマーみたいになっていたが、小説では山歩きの達人だった。
しかも天才ではなく、毎日の厳しい自己鍛錬の賜物である。

加藤の葛藤や心の声に非常に共感できたし、宮村の危うさにはどうにもできない不安を感じた。
正直、最後の宮村の行動が、今の会社のカルチャーに重なってしまってイヤだった部分も多分にあるのだが。

パーティーを組むことによる人間関係の煩わしさがあり、それによって自己犠牲を強いられる。

それを見ると、やっぱり最初から最後まで自分で完結させなければならない単独行のほうが気持ちは楽に感じる。
もちろん責任も大きいけれど、少なくとも他人の命を預かる必要はないし、他人の危険に巻き込まれることもない。

当然、一長一短ではあるけど。
そして、加藤がこれだけの鍛錬を重ねた上で単独行を行っていたことを考えると、本当に気楽に行くものではないと思う。
時代背景が違うから、道具の進化はあるにせよ、人間の力はそう変わらないはず。

加藤の山行を純粋にすごいなと思うし、もっと知りたいと思う。

ということで、次は加藤文太郎の『単独行』を読もうと思う。

 


2017.02.11, 20:51 /
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